プレゼンで緊張しない人は、実はいません!
緊張とは、自分の力を最大限に発揮したり、集中力を高めるために必然的に起こる体の生理的な反応です。プレゼンの日が迫ってくると、緊張のあまりドキドキして眠れなくなったり、会社に行くのが憂鬱になったりしている人もいるでしょう。しかし、どんな人でも実はプレゼンで緊張しない人はいないのです。プレゼンが上手い人だって緊張はするのです。プレゼンであがっている人と、そうでない人の違いは、緊張に「恐怖を感じる人」か「興奮する人か」ということだけ。緊張がもたらすパフォーマンスが違うだけなのです。
緊張に興奮を感じる人は、プレゼンの場数を多く踏み、成功体験も自信につながって、どんどん積極的になっていきますが、緊張に恐怖を感じる人は、場数も成功体験もほとんどないため、負の連鎖に陥って自信をなくしてしまいがちです。結果として、うまくできない自分を責めてしまい、プレゼンや会議での発言が回ってくるのがますます怖くなってしまうのです。憂鬱になって、会社を辞めたくなることだってあるでしょう。しかし、どんなプレゼンの達人だって、最初はあなたと同じように緊張して、憂鬱になっていた時代があるのです。だから安心してください。緊張の恐怖を克服して、プレゼンの達人になった人だってたくさんいます。
プレゼンで緊張するのは悪いことじゃない
プレゼンで緊張しすぎてうまくいかない、あがるのを悩んでいる人は、とにかく悩みすぎないことです。多くの人が「プレゼンは、単に慣れ」「場数を踏めば誰だって緊張しなくなる」と言っています。今は緊張しているかもしれませんが、あなただって場数を踏めば実力がついて、半年後、1年後には堂々と人前でスピーチできるようになっているはずですよ。そんな近未来の自分を想像してみる心の余裕を持ってみてください。
プレゼンで緊張するのは、悪いことではありません。あがって失敗したら、自分を責めてしまいがちですが、周囲はあなたのがんばりをちゃんと見ています。最初は緊張しっぱなしでグダグダだった著者も、何十回と場数を踏んで、今やすっかりプレゼンやスピーチはこなせるようになっています。もちろん、心臓がドキドキすることはありますが、人前に立つと「よし、大丈夫!」という気持ちが緊張に勝つようになっていることに気づきます。
あがった経験、緊張しすぎて大変だった経験は誰でもあるものです。だからこそ、あなたが緊張してうまくプレゼンできなかったとしても、落ち込むことはありません。みんな、「そうそう、自分も最初は緊張してうまくできなかった」と心の中で、ヒヤヒヤしながらあなたを応援しているはずです。「あいつ、あがってるなー」と思う人はいても、あなたがあがっていることに文句を言う人はいないはずですよ。とにかく、くよくよしないことです。そして、うまくいくのはこれからの努力次第。下準備のコツさえつかめば、プレゼンの緊張はどんどん減っていきますよ。