『行動心理学』って聞いたことありますか?ちょっとした行動やしぐさから、その人の心理がわかるという学問です。今回は、行動心理学に基づいた行動やしぐさからわかる、人間の深層心理を暴いていきます。暮らしだけでなく、恋愛でも役立ちますよ!

行動心理学ってどんな学問?

「目がキョロキョロして、なんか嘘ついてる気がする」「気がつくと頬杖をついてる」など、人の行動やしぐさが気になることはありませんか?

自分では気づかないような、無意識下で行っている行動やしぐさは、その人の深層心理を表していると言われています。一見「この人のクセ?」と思うようなものです。

行動心理学は人間の深層心理を探っていく学問です。行動心理学の観点で他人を観察してみると、その行動やしぐさすべてに意味があることがわかります。

行動心理学を学んでいくと、暮らしではもちろん、恋愛や仕事でも役立つことまちがいなしです。

今回暮らしと恋愛項目に分けて、それぞれの行動やしぐさからわかることをまとめてみました。気になるあの人の深層心理を探ってみましょう!

暮らしで役立つ行動心理学のしぐさ1

【照れた時は頭をポリポリ】

「●●さんってスゴイですね~」「いや~、それほどでも…」と謙遜しながら後頭部をポリポリかく、というシーンをよく見ませんか?漫画や小説でもよく登場するしぐさですね。

単純に照れているだけのような気もしますが、このしぐさは行動心理学において、心をクールダウンさせる効果があると言われています。

ほめられて、うれしくない人はそうそういません。だからと言って、「うわ~うれしい!」と露骨に手を広げて喜ぶのも子どもっぽいし、あまりに澄ました顔で「えっ、そう?」という顔をしていては、逆に嫌な人になってしまいます。

うれしいという気持ちと、「冷静になれ」という気持ちを程よく合わせて、「頭をポリポリかく」というしぐさに現れるんですね。

暮らしで役立つ行動心理学のしぐさ2

【身につけている物や汚れ物の匂いをチェック!】

チーン!とティッシュで鼻をかんだ後に、ティッシュを広げてどんな鼻水か確認したり、家に帰って靴下を脱いだ後に、靴下の匂いをかぐ…といったことはしませんか?

一瞬「えっ!?」と思う行動ですが、行動心理学においては、なんら不思議はありません。自然界に生きる動物たちと同じように、マーキングしているのです。

犬が電信柱や道路におしっこするのと同じで、人間も自分の匂いをチェックすることで、自分という存在を確認するのです。その行動が、「自分はこんな人間だ」という安心感につながるようです。

トイレで自分の排泄物をチェックするのも、行動心理学に基づいた同じような心理からです。また、「自分の体内から汚い物が出て行った」というすっきり感もあるからでしょう。

いずれにしても、人間の深層心理から現れる自然な行動と言え、何も問題はないので安心してくださいね。

暮らしで役立つ行動心理学のしぐさ3

【気がつくと頬杖をついている】

ボーッと考え事をしていて、気がつくと頬杖をついていたという経験はありませんか?

また、まわりが騒がしいにも関わらず、ひとりボーッと頬杖をついて上の空…という人を見たことはありませんか?

「頬杖をつく」というしぐさを見て、あまりいい印象はないと思います。「話聞いてるのかな?」「つまんないのかな?」「何か言ってあげた方がいいのかな?」など、心配にすらなってくるでしょう。

行動やしぐさから心理がわかる!行動心理学徹底解説!
(画像=『Lovely』より引用)

頬杖をつく人の深層心理には、「だれかに心を満たしてほしい」「このつまらない状況を打開したい」という気持ちが存在します。

そんな気持ちが高じて、「どこか別の世界に行きたい」と、異次元への逃避行を考えているかもしれません。あり得ない世界へのあこがれを抱くという点では、究極のロマンチストだとも言えます。