「教育に関してとんでもない野望を持っている」
――哲夫さんは「学歴」についてどう捉えていますか?
哲夫:僕は最終学歴「関西学院大学」と書かれるのが悔しいんです。国公立マニアなので、「学歴にお金かかってないアピール」をしたいのに、贅沢な話ですが「大学は私立かあ」と思ってしまいます。
学歴とは、その人がどれだけ我慢してきたかという忍耐力の物差しだと思います。その点では、僕は高学歴な女性に色つやを感じるんです。「よく頑張ったんやな」と、その我慢強さを抱いてあげたいなと思ってしまいます。
――今後は子どもの教育についてどんなことをやっていきたいですか?
哲夫:「寺子屋こやや」の全国展開を目指したいと思います。あと詳しくは言えませんが、教育に関してとんでもない野望を持っています。学校の先生は勉強を教える以外の仕事をいっぱい抱えていて、世間の風当たりもキツイし大変だと思います。愛の無い体罰はもちろんダメですが、過保護にならず、古き良き教育が無くならないようにしていきたいです。
子どもたちが日本の将来を作ってくれるわけですから、その人材を育てる仕事に予算を惜しみなく使ってほしい。いつかは公教育について働きかけていきたいと思っています。
【前編】⇒笑い飯 哲夫が経営する“激安の学習塾“とは「学力差が家庭環境によって起こるのはおかしい」
<取材・文/都田ミツコ 撮影/山田耕司> 都田ミツコ
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