今、一番やりたい仕事をする
仕事に集中できていないとき、意思の力でなんとか頑張ろうとしても、ほとんどの場合、集中力を取り戻せません。
そんなときには、思い切ってシフトチェンジするのがおすすめ。今おこなっている作業をストップして、「そのときに一番やりたい仕事」に取り掛かるのです。
仕事とひと口に言っても、細分化するとやるべきことはいろいろあると思います。
例えば、当サイトのようなメディアの運営の仕事であれば、マーケティングする作業や、文章を書く作業、ページをデザインする作業などがあり、それぞれに必要なテンションや集中力にも違いがあります。
私自身もそうですが、例えば「今日はなんとなく文章を書く気ならない」という日もあれば、「今日はデザインするのにちょうどいい気分」の日もあるという具合なのです。
こうした気分の浮き沈みは人間誰しもあることですから、良い意味で“諦める”ことも必要です。
テンションに応じて仕事を選べるタスク管理をしておく
「気分が乗っていれば仕事ははかどる」ので、その時々のテンションに応じた仕事を選べる状態を事前につくっておけば、気が乗らない仕事を悶々と続けてしまう状況を回避できます。
そのためには、自分の仕事をタスク化し管理することが必要不可欠でしょう。
とはいえ、そのときの気分に合わせて仕事が選べるほど、世の中は甘くありません。
仕事の締め切りが迫っていれば「今日は気分が乗らないから」という理由で後回しにすることはできないわけです。
しかし、無理やりやり切ろうとすれば、仕事の質は悪くなります。
ただ、こうした問題は、常に前倒ししたタスク管理をしていれば回避できます。
締め切りにまだまだ余裕があるタスクでも、気分が乗っているときに片付けてしまうのです。
後になってまた気分が乗るとも限らないので、やれそうなときにさっさとやってしまうのがミソです。
モチベーションを上げようと頑張るのをやめる
巷では仕事のモチベーションを上げるためのさまざまなテクニックが書籍やネット上で紹介されていたり、仕事のモチベーションを上げるためのセミナーなども人気です。
しかし、そうしたテクニックは一時的には多少効果があるかもしれませんが、長期的にはあまり効果がないような気がします。
日本の文化では、行き詰まっても気合で頑張りぬくべき、結果が出るまで自分を追い込むべきなどと、流れに逆らって進んでいくことが美徳とされています。
しかし、このようなやり方で仕事を続けていたら、仕事そのものがつらく感じ、仕事に対して良いイメージが持てなくなるでしょう。
仕事をはかどらせ、良い結果を残すためには「仕事が楽しい」「仕事が好き」という感覚をキープしなければなりません。
ですので、モチベーションがどうしても上がらないときは、スパッと仕事を中断することも大切なのです。
行き詰まってダラダラ仕事をしてしまうより、潔く自分の状態を受け入れて頭を切り替えた方が、仕事へのイメージダウンを防げます。
インプットとアウトプットの日を分ける
仕事とひと口に言っても、クライアントにサービスを提案したり、社内でプレゼンしたりするなどの“アウトプット”ばかりではありません。
クライアントに会って要望や意見を聞いたり、プレゼンの準備をするときなどは“インプット”が求められます。
インプットとアウトプットは全く方向性が違う作業になり、脳の使い方も違います。
例えば、陸上大会で100m走をしたり、棒高跳びをしたり、ハンマー投げをしたりと、一日のうちで複数の競技をやり切るのは非常に体への負担は大きくなりますよね。
これと同じで、インプットとアウトプットの作業を一日のうちに何度も交互に繰り返していると、脳が疲れてだんだん仕事がはかどらなくなっていきます。
ですので、おすすめしたいのは、インプットの日とアウトプットの日を分けることです。
このようにすると、脳も比較的集中力をキープしやすくなるので、仕事がはかどるのです。
仕事以外で新しいことにチャレンジする
実は、仕事以外で新しいことにチャレンジしていくと、その弾みで自分の仕事に集中力が持てるようになります。
例えば、英会話教室に通う、登山にチャレンジする、ユーチューブで動画を配信してみるなど、新しいことにどんどんチャレンジしていくのです。
こういったことは単なる趣味で、仕事の集中力とは何も関係がないように思えるかもしれません。
しかし、普段仕事をしているだけは気づかない視点やアイディア、出会いが生まれ、仕事の能率アップのヒントが得られたりするものなのです。
ようするに、新しいことにチャレンジすれば、何かしらの学びがあることは間違いなく、気持ちもリフレッシュできるので、仕事に戻ったときに、より高い集中力で仕事に臨めます。