大人なら知っておきたい「手紙の結び」をご紹介!

友達やビジネスシーンで手紙を書くとき、手紙の結びに悩んだ経験はありませんか?手紙の結びは、相手の健康を祈る言葉や返事を求める言葉などいろいろパターンがありますよね。今回はビジネスや友達に贈る手紙の結びの書き方や例文を紹介します。

また、手紙の文末に季節の挨拶を入れる場合もありますよね。そこで手紙の結びに使える季節の挨拶を時期も合わせて紹介します。素敵な言葉で締めくくり、相手に喜んで貰える心のこもった手紙を書きましょう。

手紙の結びの例文《友達》

大人なら知っておきたい「手紙の結び」ビジネス・プライベートにも◎な書き方講座
(画像=pixabay.com Folkより引用)

まずは友達へ贈る手紙の結びについて例文を交えてご紹介します。友達へ贈る手紙の場合、取引先や上司などビジネスで贈る手紙ほど、かしこまった文章にする必要はありません。

また友達への手紙は「拝啓」、「敬具」のような頭語と結語は省いてもよいでしょう。友達に贈る手紙なので、硬い言葉遣いではなく、気持ちが伝わりやすい親しみの持てる言葉遣いを心がけましょう。

例文⓵暑い日に使える友達への手紙の結び

例文:厳しい暑さが続きますが、くれぐれもお身体にお気をつけください。
夏の疲れが出やすい頃ですので、夏バテなどなさいませんようにご自愛ください。

上記の例文は夏の暑さが厳しい7月、8月頃に使える手紙の結びです。季節の挨拶を入れつつ、友達の身体を気遣う言葉を加えた素敵な手紙の結びですね。

親しい人へ贈る手紙なので、もう少しカジュアルな文章がよい場合は「夏バテしないようにお互い頑張ろう!」といった文末もおすすめですよ。

例文②寒い日に使える友達への手紙の結び

例文:年末に向け何かと忙しい時期ですが、風邪など引かないよう温かくしてお過ごしください。
今年一年のご多幸をお祈りいたします。

上記の例文は寒い日に使える友達へ贈る手紙の結びです。12月頃に贈る手紙なら、例文のように年末のことを手紙に書くのもよいですね。

忘年会や帰省で友達と会う予定がある場合は、「お会いできることを心待ちにしております」という文章を手紙の結びにするのもおすすめです。また1月に友達へ手紙を贈る際は、例文のように一年の始まりらしい言葉を手紙の結びに入れましょう。

例文③自然を表現した友達への手紙の結び

例文:紅葉の美しい爽やかな季節ですね。健康にご留意し、行楽の秋をご満喫ください。
花便りも伝わる今日この頃、心穏やかにお過ごしください。

上記の例文は季節の移ろいを言葉にした手紙の結びです。季節感があり、趣が感じられますよね。紅葉は10月頃、花便りは花の咲いた様子を知らせる言葉なので3月から4月頃に使える結びの表現になります。

自然に目を向けて季節の移ろいを感じるままに言葉で表現して、素敵な手紙の結びを書いてみましょう。

例文④想いを伝える友達への手紙の結び

例文:お互いの幸せを願って。
これからも宜しくお願いします。

上記の例文は相手に想いを伝える手紙の結びです。例文のように今後の関係性やお互いの幸せを手紙の結びに入れることもできますよ。

もっとカジュアルな手紙にしたいときは、「これからも仲よくしてね。」や「またご飯に行こうね!」といった言葉を手紙の結びに入れるのもおすすめですよ。またお互いに学生の場合や資格の勉強をしているなら、「お互いに勉強、頑張ろうね。」のような言葉もよいですね。

例文⑤返事が欲しいときの手紙の結び

例文:折り返しご一報ください。
お返事をお待ちしております。

上記の例文は相手から連絡が欲しいときに友達へ贈る手紙の結びです。友達への手紙なので「お手数ですが」のようなかしこまった言葉は必要ありません。

しかし、相手へ返事をお願いする言葉を手紙に入れるときは「返事を下さい。」と露骨に言わず、例文のように丁寧に伝えるのがおすすめですよ。また、できれば返事が欲しいというときは「お返事いただけると幸いです。」と少し遠回しの言葉で伝えるのもよいでしょう。