詐欺に合わないため、親とのルール決めを

最後に親の資産を守るためにも、高齢者を標的とした詐欺に引っかからないように対応策を講じましょう。まずは、家族で情報提供の仕方や連絡ルールを決めておくことが重要です。

警視庁のホームページを見ると、振り込め詐欺の典型的な手口や予防策などがまとまっています。「知らない人にお金を渡したり送ったりしない」「折り返し電話の習慣を身につける」「具体的な詐欺の手口を頭に入れておく」など、予防策を講じることで詐欺被害に遭うリスクを軽減できます。こうした情報を親に提供するとともに、子どもである自分との「合言葉」を決めてなりすましを防ぐようにしましょう。

また、投資話にも注意が必要です。詐欺とまでは呼べなくても高齢者の資産をターゲットとして投資を持ちかける電話もあります。投資経験や知識が豊富であっても、認知能力の低下が高齢者の投資にとってリスクであるとされており、注意すべきです。甘い話に乗っかって虎の子の資産を失っては元も子もありませんから、日頃から親にそのような問題があることを共有することが大事なのです。

提供・Dear Reicious Online

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