人材コーディネーターに向いているのはこんな人

ここまで、人材コーディネーターの仕事のきついところをあげてきましたが、「思ったよりも大変そうだ」と感じたのではないでしょうか。
人材コーディネーターは決して楽な仕事とは言えませんが、それでも一定数、人材コーディネーターに向いている方はいます。

そこで、以降では人材コーディネーターに向いている人の特徴を5つあげました。
本記事をここまでお読みなっている方は、人材コーディネーターの仕事にチャレンジしようかどうかを本気で迷っている方だと思います。
もし、5つの特徴のうち、3以上が当てはまったら、もしかしたらあなたは人材コーディネーターに向いているかもしれません。

人間嫌いな人

人材コーディネーターの求人募集を見ると、募集要項に「人と関わるのが好きな方」とか「人に喜ばれる仕事をしたい方」などと書かれている場合があります。
確かに、人材コーディネーターは、“人”と関わり、人の世話をする仕事の一つなので「人好きな性格」は、仕事で有利になりそうです。

ところが、意外とそうでもありません。むしろ、逆に人間嫌いな性格の人の方が人材コーディネーターに向いています。

つまり、「人好きのお人良し」では、人材コーディネーターは務まりません。
言い過ぎた言い方をすれば、将棋の駒のような感覚でドライに人を見ることができるタイプは人材コーディネーターに向いています。

もちろん、これは仕事上での話ですから、人材コーディネーターになるなら人間性を変えるべきということではありません。
ただ、ここで言いたいのは、人材コーディネーターの仕事をする時、ある意味で「人間嫌い」になれる人は強いということです。

嫌なことがあってもすぐに切り替えられる人

ここまでお読みになればよくおわかりだと思いますが、人材コーディネーターは、直接的にたくさんの人と関わる仕事であるがゆえに、トラブルやクレームが日常茶飯事です。
ほぼ毎日、何かしらの嫌な出来事が起こると思ってください。

そのようなわけで、嫌な出来事を忘れることができず、ずるずると引きずってしまうタイプの人は、人材コーディネーターの仕事に向いていません。
嫌な出来事は次々と起こるので、一つひとつを気にしていたらメンタルが崩壊してしまうでしょう。

嫌な出来事が起こっても、しばらくしたらケロッと忘れられる。そのような性格の人は人材コーディネーターに間違いなく向いています。

テキトーな性格の人

意外と、テキトーな性格の人は人材コーディネーターに向いています。

ここでまた言い過ぎた言い方をしますが、矢継ぎ早に起こる問題に対して、「テキトーでいいや」と思えるくらいの方が良いのです。
もちろん、派遣法や労基法に抵触するリスクがあるような問題には丁寧に対処すべきですが、人材コーディネーターをやっていて遭遇する問題のほとんどはそこまでのレベルでないことが多いのです。

ある意味、テキトーな性格の人は人材コーディネーターに向いています。

自分なりの“エアポケット”を持っている人

嫌な出来事が仕事の9割を占める人材コーディネーター。
人材コーディネーターの仕事は日々ストレスの連続なので、その日のうちにストレスを軽減したり解消したりしないと、どんどんストレスが蓄積していってしまいます。

だからこそ、自分なりの心の整え方やストレス解消・発散法を持っている人は強いです。

例えば、コーヒーをゆっくり飲んでホッとひと息つくとか、嫌な出来事を同僚と共有して笑い飛ばすとか、体を動かすとか、どのような方法でも構いません。
自分なりにストレスをコントロールできる人は、仕事上とても有利です。

ピンチを「エキサイティング」に脳内変換できる人

仕事で起こるトラブルや、その他の難題を「エキサイティング」と思えるなら、人材コーディネーターの仕事はとても楽しくて仕方がないと思います。

例えば、派遣スタッフの欠勤が頻発したときに、「じゃあ、欠員をどうやって埋めようか」とゲーム感覚で対処してみたり、「派遣スタッフの職場の悩み相談に対して、今回はどの引き出しで勝負しようか」など。
自分の仕事にユーモアになれると、人材コーディネーターの仕事はぐっと楽になります。