『common』より引用
(画像=『common』より引用)

最近実写化で話題になったくまのプーさんの大好物として有名な「はちみつ」ですが、実は砂糖よりもカロリーが少なく、ダイエット効果も期待できることをご存じでしょうか?今回は、はちみつのカロリーと栄養価、そしてダイエット効果のあるはちみつの食べ方をご紹介します。

はちみつのカロリーは?

はちみつは甘味が強く、他の調味料よりもカロリーが高いイメージがありますよね。でも実は、はちみつのカロリーが100gあたり294kcal含まれているのに対して、砂糖(グラニュー糖)は100gあたり386kcalも含まれています。つまり、はちみつは砂糖よりも低カロリーなのです。

また、はちみつの糖質も砂糖より少ないため、ダイエットだけではなく健康に配慮が必要な人にはうってつけの甘味料だと言えます。はちみつは砂糖よりも味がはっきりしているため、何の料理に使うかを考える必要はありますが、使いこなせば健康の心強い味方になりそうです。

はちみつの栄養価は?

はちみつのGI値

はちみつを栄養価から見たとき、最も特徴的なのはGI値の低さだと言われています。GI値とはグリセミック・インデックス値の略称で、糖質をどれぐらい体内に吸収しやすいかを、その食品を摂取した後2時間の血液中の糖濃度で表している数値です。GI値は血糖値を上昇させ、インスリンの分泌を促します。インスリンは体内で脂肪を作り、脂肪の分解を抑える働きがあるため、GI値が高い食品をたくさん摂取しているとダイエットが成功しづらくなります。またGI値が高いと肥満や糖尿病の発症リスクが高めるため、GI値はダイエットだけでなく、病気予防の分野でも注目されています。

はちみつの特徴とダイエット効果は?

実はダイエットに効果的?!はちみつの特徴

ダイエット中に糖分を取りすぎると、ダイエットが成功しづらくなりますが、低血糖によるイライラも辛いものです。このイライラ感に負けてダイエットに失敗する人も多くいるのではないでしょうか。このイライラ防止に役立つのが、はちみつです。はちみつは砂糖よりもカロリーやGI値が低いうえに消化が遅いのが特徴です。消化が遅い食材のほうが、より血糖値の上昇を抑制する効果が高く、効率よくカロリーを消費します。つまり、はちみつは適度な糖を含んでいながら、摂取したカロリーを即座にエネルギーに変換し、体脂肪に変えにくい食材なのです。このため空腹感やイライラが辛いときに、少し摂取するだけで、気分の改善に役立ちます。

ダイエット以外にも役立つ、はちみつ効果

はちみつは減量だけでなく、ダイエット中に悩まされる肌荒れの改善にも効果的です。はちみつには10種のビタミン、27種のミネラル、80種の酵素、22種のアミノ酸、ポリフェノールなどが含まれています。これらは美肌効果が高いことが知られており、はちみつを美容食材として扱っているところも多くあります。また、はちみつには殺菌作用もあるため、口内炎の治癒や虫歯、歯槽膿漏、歯石の予防などに役立つことでも知られています。このように、はちみつで口腔内殺菌をする場合は食べるのではなく、患部に塗ったり、水に薄めてうがいをしたり、歯ブラシに直接つけて歯を磨くとよいそうです。ただし、加糖はちみつの場合は逆効果になってしまう場合もあるので、純正はちみつに限ります。