オイルマッサージには、リラックス・美容などの効果が5つあります。この記事では、セルフマッサージをしたい人に向けて、部位別のマッサージ方法やポイント、肌タイプ別のオイルの選び方を解説します。この記事を読むと、正しいオイルマッサージの知識を得ることが可能ですよ。
オイルマッサージとは
オイルマッサージとは、オイルを使って筋肉のコリをほぐすマッサージのことです。
器具を使わず、手とオイルのみで施術します。
リラックス効果を得たり筋肉のコリをほぐすのが、オイルマッサージの主な目的です。
オイルマッサージは「植物油(キャリアオイル)」を使用しますが、「精油(エッセンシャルオイル)」を加えて使用すると効果がより高まります。
美容のメリットがたくさん!オイルマッサージの効果5つ
オイルマッサージには5つの効果があります。
改善したい悩みがある場合はオイルマッサージを始めるのがおすすめです。
1.リラックスする
オイルマッサージの1番の効果は、「リラックスできること」です。
オイルを使用すると程よく滑るため、強すぎずちょうどよい刺激を得られます。
あん摩マッサージは揉む施術がメインですが、オイルマッサージは揉む以外にも皮膚をさする工程があります。
植物油(キャリアオイル)に精油(エッセンシャルオイル)を配合すると、ラベンダーやローズといった匂いによるリラックス効果を得ることが可能です。
2.筋肉のコリを軽減する
オイルマッサージをすると、筋肉のコリを軽減することが可能です。
オイルの使用に限らず、各種マッサージによって筋肉のコリがほぐれます。
オイルを使うことで滑りが良くなり、強い力で揉まずに済みます。
そのため、マッサージ後に身体に痛みが出る「揉み返し」の心配がありません。
特に、頭皮・首・肩のコリに効果的です。
3.血行が良くなる
オイルマッサージによって、血行が良くなるという効果があります。
外側から肌をさすることで、血流を促進できるためです。
血行が良くなると、基礎代謝の向上やむくみ・冷えの改善にも役立ちます。
これらの効果は痩せやすさにもつながるため、ダイエットしている人にもオイルマッサージはおすすめです。
4.老廃物が流れる
オイルマッサージは、身体に溜まった老廃物を流す効果があります。
肌をさする工程によって、老廃物を流してくれるリンパの働きが活発になるためです。
リンパは自動で流れる仕組みではなく、周辺の筋肉によって送り出されます。
運動不足やストレスによってリンパは詰まりやすいため、オイルマッサージで筋肉をほぐすと老廃物を流すことが可能です。
老廃物には余った食物のカスや細胞、細菌、二酸化炭素が含まれます。
5.乾燥肌が改善する
オイルマッサージを行うと、乾燥肌が改善されます。
植物油(キャリアオイル)は皮膚に浸透しやすい特徴があり、保湿効果が高いためです。
脂性肌の人が使えるオイルもありますが、基本的にオイルは乾燥肌の人に向いています。
また、硬い皮膚を柔らかくしたいときにも役立ちます。
しかし、オイルをつけすぎるとニキビや吹き出物の原因になるため注意が必要です。
【部位別】セルフオイルマッサージのやり方
自分でオイルマッサージする手順を、頭皮・顔・脚・腕に分けて解説します。
どのパーツにおいても、優しい力で行うのが重要です。
食後や飲酒後、生理中はマッサージを避けましょう。
それぞれのやり方を参考にして、今日からマッサージをしてみてください。
頭皮のマッサージ
頭皮マッサージはシャンプーをする前に行いましょう。
頭皮に使うオイルの量は、500円玉3枚分です。すべての指の腹を使ってマッサージします。
- 頭皮全体にオイルをなじませる
- 耳の上から頭頂部にかけて順に押す
- 首の後ろから頭頂部にかけて、後頭部を順に押す
- 親指のみで、耳の形に沿って上から下まで押す
- 親指のみで、耳の下から首の後ろにかけて押す
- 手のひらの付け根で、こめかみから頭頂部にかけて押す
- 指の腹で、耳の下から鎖骨にかけて5回さする
頭皮マッサージをすることで、髪のボリュームアップや白髪予防を期待できます。
顔のマッサージ
顔をオイルマッサージする際は、フェイスオイルを使ってください。
ボディオイルを使うと、刺激が強くて肌荒れする恐れがあります。
顔をマッサージする際は人差し指と中指の2本を使い、優しく行いましょう。
- 顔・首全体にオイルをなじませる
- 鎖骨・首筋のリンパを10回さする
- 鎖骨のくぼみを押す
- 両耳を挟み、10回まわす
- こめかみを10回まわす
- あご・頬を10回さする
- おでこの生え際を10回さする
- こめかみから鎖骨まで10回さする
脚のマッサージ
ボディオイルを使って、脚のマッサージをしましょう。
フェイスオイルは顔にしか使えないため、脚に使うともったいないです。
マッサージは優しい力で行ってください。
- 脚にオイルをなじませる
- 足の指を広げてほぐす
- 足の裏・足の甲を押す
- 左右10回ずつ足首をまわす
- 足首から膝にかけて10回さすり、10回揉む
- 膝の裏を軽く押す
- 太ももから脚の付け根まで10回さすり、10回揉む
- 脚の付け根を軽く押す
腕のマッサージ
腕のマッサージは、さすった後に絞ります。
しかし強い力で絞ると筋肉を傷めてしまうため、気持ちいい程度の力で行いましょう。
- 腕全体にオイルをなじませる
- 手首から肘下まで10回さする
- 手首から肘下まで5回絞り上げる
- 肘から脇まで、上側と下側を各10回さする
- 肘から脇まで、上側と下側を各5回絞り上げる
- 脇の下を10回揉む