奨学金が返せず困ったときは

卒業後、経済的に余裕がなくて奨学金の返済が難しい場合は、その奨学金制度を実施している団体に早めに連絡して相談するようにしましょう。

日本学生支援機構では、困っている人のための救済措置として、毎月の返済額を少なくしたり返済期限をのばしたりするなどの対応を行っています。

18歳は大人!契約内容はきちんと把握しよう

自分の奨学金に返済の義務があることを知らないままお金を受け取り、そのまま卒業してしまう学生さんは毎年います。

「ある日突然引き落としが始まって、生活が成り立たなくなった」ということがないよう、自分がサインする契約の内容は必ず把握するようにしましょう。これは奨学金に限らず、大きなお金が動く取引では常に重要なことです。

すでに困窮していて奨学金の返済が難しいときは、その奨学金の実施団体に連絡しましょう。専用のコールセンターがある場合もありますし、何らかの救済措置を取ってくれる場合もあります。間違っても、督促の連絡を無視したり返済しないまま姿をくらませたりしてはいけません。

文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所 代表)
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。

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