社交辞令の見分け方3*参考にします

相談に乗ったり、仕事上何かを手伝って教えてあげたり、そんなシーンで出てくる「参考にします」という言葉。
「参考にします」の言葉の裏に潜むのは『参考にしますよ、まあ、やらないけどね』という否定の意味合いです。

相手のことを思い良かれと思ってしたことも、逆に迷惑だったり、相手の望むこととは方向性が違うことはよくあることです。
参考にしますと言われたからといって、その後の動向をチェックするのはやめましょうね。社交辞令を真に受けるほうが愚かなのです。

相談をしてくる人というのは、ほとんどが『言ってほしい言葉』を抱えているものです。背中を押してほしくて相談を持ち掛けてくるものです。
しかし、自分が欲する言葉を貰えなかった場合、次の言ってくれそうな人のところに行くだけです。「参考にします」という言葉は、『あー、それじゃないんだよなあ』という意味合いが含まれているものなので、決して真に受けることのないようにしましょうね。

社交辞令の見分け方4*何かあれば相談に乗ります

仕事をしていてトラブルになったり、プライベートでの困りごとの時、困っている状況なのは周囲もわかるものです。
そんな時、大人なら100%「何かあった?」的なことを聞いてくるでしょう。これは本心から聞いてきている言葉でしょうが、その人との関係性でその何かを言うか言わないかが決まりますよね。

さほど親しくもない人に簡単に悩みや困りごとは言わないものです。
そんな関係の相手に相談する「何か」とは、何なのでしょう。薄い間柄の相手に相談するような「何か」は、まあ、無いでしょうね。

真に受ける人はそんなに居ないでしょうが、真に受けて「じゃあ…」と相談したとして、相手は親しくもない相手からの相談に戸惑うだけです。返ってくるのは、当たり障りのない内容でしょう。
本気で心配してくれる相手ならば、「どうしたの?何があった?」と言って、答えるのをじっと待ってくれるはずです。

「何かあったら相談に乗る」というのは、相談してきたら乗ってもいいけど、自分に相談するようなことはないだろうという意味合いが含まれているのです。

社交辞令の見分け方5*また誘ってください

誘い文句でよくあるのが「また誘ってください」という言葉ですよね。女性にこんなことを言われたら、男性は嬉しくてまた誘うかもしれませんし、女性が男性に言われたら、脈ありと勘違いしてスケジュールをチェックしてしまうかもしれません。

この「また誘って」は、社交辞令なのか本気なのか見分けにくい部分がありますよね。ついつい真に受ける人は多いのではないでしょうか。

男性が女性を食事に誘い、一緒に食事をして、別れ際に女性が「美味しかったです。また誘ってくださいね」と言ったとします。
「美味しかったです。じゃあ、さようなら」は、オイオイ…となりますよね。「また誘ってくださいね」は、「美味しかったです」とセットになった言葉でもありますね。

そして、ここで見落としがちなのが、女性の言葉には自分から誘う意志がないこと。本当にまた食事をしたいのなら、「今度は自分が…」とかなんとか、次に繋がる意味合いの言葉が出てくるはずなのです。

本気かどうか見定めるには、次に誘った時の、相手の態度次第といったところでしょうか。