教習所に通う会社員も激増中。車の運転の初心者ならではの悩みとは?
コロナウイルスの蔓延はまだ止まる気配がありません。そんな中、少しでも感染リスクを減らすため、満員電車よりも自動車での通勤を見直そうという動きが広がっています。都会では今まで必要のなかった免許も必然的に必要になり、教習所や、ペーパードライバー研修に通うアラフォー世代も急激に増えています。
芸能人の教習所通いも度々目撃されています。大人になって通う教習所には苦労がいっぱいですが、晴れて手にした運転免許は嬉しいもの。
しかし、若葉マーク(初心運転者標識)をつけたドライバーの中には、緊張してドライブを楽しめない、車に乗ると思うとブルーになってしまうという人も少なくありません。しかし、大変な思いをして教習所に通ってやっと取った免許です。いつかは誰しも慣れて行きますが、特に初心者の間はうまくドライブに慣れていくための、さまざまな工夫も必要になるでしょう。
運転初心者が陥りがちな運転ブルー
コロナ禍で満員電車に乗りたくないし、企業によっては全員車通勤司令が出たところもあるようです。免許がないなんて言ってられない人は教習所に通い、また、若い頃に免許は取ったものの何年、何十年も乗ってないペーパードライバーということもあるでしょう。
38歳で運転免許に挑戦し、最短18日コースで車の免許を取った、ライターのムギ助さんにお話を聞いてみました。ムギ助さんはAmazon Kindleで『アラフォー★ムギ助の自動車学校ドタバタ通学日記』 を出版され、その内容が共感を呼び、大変人気です。
会社員の車の運転免許取得は意外と大変
「都会では車より電車が断然便利で早くて安いんですよね。車を持っていても駐車場代が毎月3万~5万かかりますし、渋滞に巻き込まれるし、維持費はかかるし非効率で免許を取らずにいる人、車を持たない人も結構多いんです。でも、新型コロナの流行で急にアラサー、アラフォーで免許を取りに行く人が増えていますよね。仕事をしながら教習所通いで、学科教習と実技教習をこなさねばならないのは、ほんとにキッツイですよ。私も38歳で自動車教習所に通いましたが、20日足らずであるにも関わらず、何年も「修行」したみたいな気分になりました」(ムギ助さん)
ムギ助さんによると、アラサー、アラフォーが運転免許を取得するためには以下のような方法があるそうです。
・毎日仕事が終わった後に教習所に通う
・週末を利用して週2日教習所に通う
・時間が確保できるなら、連休や有給を使って最短18日で通う
「AT車で14日間、MT車で16日間と、もっとも効率よく免許を取るのは泊まり込みの「合宿免許」ですが、これはほとんどが学生メインのため、アラサー、アラフォーが若者に混じって合宿するのはかなり厳しいでしょう。これに変わるものとして、私は2週間で免許取得を目指す「超短期コース」に決めました。
教習所の休みを除いた18日間、毎日、朝から晩まで学科教習と技能教習をびっちり受けることになりますが、有給を使って通う会社員やフリーランス、主婦の方も多かったですよ。しかし、1日詰め込み型の学科教習は椅子でお尻や腰が痛くなるし、友達がいるわけでもないので緊張感がすごいです。「歳を取ると、自動車学校に通うの大変だよ」と言われる理由を実感しますよ(笑)。でも、芸能人でもアラフォーで運転免許を取った人は結構います。明石家さんまさんは34歳で取得、堺雅人さんは32歳、杉本彩さんは46歳で取得。カンニングの竹山さんも光浦靖子さんも42歳で取得しています。運転免許を取る年齢は関係ないと思ってがんばりました」(ムギ助さん)
ムギ助さんの教習の日々をつぶさに綴った『自動車学校ドタバタ通学日記』にはかなり詳しく自動車教習所の様子が書かれていますので興味のある方は一読してみてはいかがでしょうか。
そして、苦労の末に獲得した車の運転免許。これからは教習所の経験を活かして堂々と大人ドライブを楽しめます!