常に人気な京都。今回は、京都観光のベーシックで最も人気があり、一年中楽しめる清水寺、元離宮二条城、嵐山、伏見稲荷大社などをコースに入れ、電車で効率よく回れる東京発・1泊2日の観光モデルコースを紹介します。桜や紅葉の時期にもおすすめです。
1日目は早めに出発しよう
東京駅から京都駅までは新幹線で約2時間15分。1日を有効に使うために、朝7時台の新幹線に乗車しましょう。9時台に京都駅に到着したら、まずはコインロッカーや宿泊するホテルなどに荷物を預けることをおすすめします。
京都は坂や階段が多く、荷物を持って行動するのはとても大変なので、身軽な状態で行動しましょう。
宿泊するホテルが遠い場合や、荷物がコインロッカーに入らない場合は、一時預かりをしてもらえる新幹線八条口デリバリーサービスなどの利用がおすすめ。荷物預かり以外に、ホテルへの配送も対応してくれる便利なサービスです。
10:00 伏見稲荷大社で千本鳥居をくぐろう
まずは京都駅からJR奈良線にのり、稲荷駅で下車しましょう(乗車時間5分)。駅を降りたらすぐに、伏見稲荷大社の入り口となっています。まずは、手水舎で手や口を清めてからお参りしましょう。
お参り後は、どこまでも続く千本鳥居を歩いて行きましょう。全てのコースを回る場合、2時間のハイキングコースになっています。時間や体力に自信のない方は、途中から戻ることも可能です。順路は案内板に従ってコースを進みましょう。
本殿近くや駅周辺にはカフェがあるので、疲れたらそちらで休憩するのもおすすめです。
11:00 見所いっぱいの清水寺近辺へ行こう
続いて、京阪本線の伏見稲荷駅から清水五条駅へ移動します(乗車時間6分)。駅を降りたら、案内板に従って清水寺を目指して歩きましょう。途中細い路地が沢山あり、全ての路地には名前が付いています。京都本来の暮らしぶりを垣間見ることが出来るので、そっと覗いてみるのも良いでしょう。
五条坂から茶わん坂へ行き坂道を登って行きます。途中には、レンタル着物店や土産物店などが立ち並ぶ坂道になっています。茶わん坂を登れば清水寺に到着します。
清水寺を参拝しよう
仁王門を入ったらすぐに朱色の三重の塔が見えてきます。美しい写真が撮れるので、撮影してみるのも良いでしょう。龍の口からお水が出ている手水舎で、手や口を清めてから拝観しましょう。
境内の中では清水寺のお守りが購入できます。有名な清水の舞台からは、京都の街並みが一望できます。また清水寺のすぐ隣には、縁結びで有名な地主神社があるんです。恋を呼び込みたい若い女性から、恋愛成就させたい方、カップルなど多くの人で賑わっています。お守りは、恋を呼び込みたいよろこび(¥500)や、カップル用のハートの金と銀のキーチェーンが入ったLove(¥2,000)が人気。
また、願掛けで有名な音羽の滝で、柄杓に水をすくって願掛けもしてみましょう。そして境内の中には甘味やうどんなどが頂ける茶屋があるので、お腹が空いたら休憩しましょう。
清水寺参道を散歩しよう
産寧坂(三年坂)で京ランチと京土産探し
産寧坂には、多くの土産物店や飲食店が並んでいます。ここでは、坂本龍馬が足しげく通ったという明保野亭(あけぼのてい)で京ランチを頂きましょう。おぼろ湯葉や炊合せが付いた御膳がおすすめ。
明保野亭の隣には、七味唐辛子で有名なおちゃのこさいさいがあります。入り口に沢山の唐がらしが干してあるのが目印。舞妓さんの絵柄の容器に入った七味や一味(¥650)はお土産に人気。京らー油ふりかけ(¥550)は、ほんのりした辛味と旨味が絶妙なふりかけ。自分用に購入するのも良いでしょう。
二寧坂(二年坂)を歩こう
二寧坂には、香の専門店二井三(にいみ)があります。広い店内には、大小さまざまな清水焼の香炉が並べられています。また香りも、白檀から柑橘系の爽やかな香りまで多くの種類があるんです。迷ったら店員さんに聞いてみましょう。自分好みの香りが見つかるはずです。帰宅後に香を焚いて、京旅行を思い出すのも良いでしょう。
そして二寧坂には、和インテリアのスターバックスがあるんです。他とは違うスターバックスに入って休憩するのも良いでしょう。
八坂通りでphoto撮影をしよう
フォトジェニックな撮影が出来るスポットとして有名な八坂通りでは、多くの着物を来た観光客や舞妓さんの衣装に身を包んだ若い女性に出会うことが出来るんです。通行人などにお願いして八坂の塔をバックに撮影すれば、思い出に残る一枚を撮影することができます。
ねねの道から石塀小路へ行こう
ここでは、ねねの道に入る手前にある、組み紐専門店SHOWENを覗いてみましょう。絹糸を使って手作業で仕上げたチャームやブレスレットなどが、所狭しと並んでいます。思い出に自分用に購入するのも良いでしょう。
高台寺横のねねの道には美しい石畳があり、多くの人力車が走っています。そしてこちらのねねの道から、京都の小路らしい石塀小路へ行く事が出来るんです。ねねの道にある店舗の中を通る、ちょっと不思議な道に入ってみましょう。ここを通過していいのかちょっと不安になってしまいますが、どんどん突き進むと石と木の塀に囲まれた素敵な石塀小路に出ます。
料亭や旅館が並ぶ上品で閑静な小路では、静かに歩きましょう。また撮影禁止の家が多くあるので撮影も気をつけましょう。