「メガネのおじいちゃん」というアカウントがインスタに投稿する、おいしそうな食材の写真。おいしそう!と思いつつよく見ると「#和紙フェイクフード」とのことで、全て和紙で作られているようです。
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「鰯(いわし)の天ぷら」料理の写真は和紙で作ったフェイクフードです(以下同じ)
お味噌汁もサクサクな衣も全て和紙のみで再現されていることにオロドキを隠せません。そしてとってもオシャレ!
メガネのおじいちゃんInstagram(@meganenoo)
これを作っているのは何者?! 和紙だけでどうやって作っているの?ということで、「メガネのおじいちゃん」こと西滝一彦さんに取材をしました。
本当にメガネのおじいちゃんだった!
――本物そっくりのフェイクフードを和紙でつくるという、すごい技術の作品ですがメガネのおじいちゃんは何者なのでしょうか。
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「パン・オ・レザン」
西滝さん(以下、西滝)「わたしは、現在76歳で孫もいるメガネをしているおじいちゃんです」
――本当にメガネのおじいちゃんだったんですね!! 76歳と聞き驚きました。いつから作品を作られているのでしょうか。
西滝「作品を本格的に作るようになったのは2019年ごろです」
妻や孫を驚かせたいというイタズラ心から生まれた
――作品を作るようになったきっかけなどはありますか。
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制作を始めるきっかけとなったダンボールで作ったお菓子
西滝「20年ほど前、当時働いていた妻が勤務先に毎日おやつを持っていっていたんです。それを見て、驚かせてやろうと段ボールでクッキーを作っておやつの袋に忍ばせてみたら、帰宅した妻に『本物かと思って食べそうになった!』と怒られたんです」
――それは奥さんもびっくりですね(笑)。
西滝「妻は実際には食べなかったみたいなんですが、ちょっとしたドッキリとして妻とのあいだで笑い話になったのが楽しくて、それからときどき紙でお菓子を作ってはおやつ袋に忍ばせて驚かせていました。そこから孫が生まれて、今度は孫をびっくりさせてやろうと時々フェイクフードを作るようになったんです」
「大学芋」