【13】晴明神社
陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明を祀る神社。鳥居をはじめ境内のさまざまな場所にシンボルである五芒星(ごほうせい)を見つけることができます。平昌オリンピックで金メダルを獲った羽生結弦選手のプログラムが「SEIMEI」であったこと、そして羽生結弦選手も晴明神社を参拝していることから聖地としてファンが訪れるようになり、京都観光でじわじわ注目を集めているスポットです。
【14】知恩院
見どころのひとつである「知恩院」の三門は、1621年(元和7年)に徳川秀忠によって建立されたもの。国宝に指定されており、高さ約24m、幅約50mと国内最大級の大きさを誇ります。
またNHKの『ゆく年くる年』で「知恩院」が中継されることが多く、除夜の鐘も有名です。「知恩院」の大鐘は”日本三大名鐘”のひとつと言われ、高さ約3.3m、口径約2.8m、厚さ約30cm、重さ約70tもあり、国の重要文化財に指定されています。
【15】地主神社
世界遺産であり、京都を代表する観光名所となっている「清水寺」に隣接。そのため日本人のみならず海外からの観光客も多く訪れる「地主神社」は、縁結びの神様として有名な大国主命(おおくにぬしのみこと)を主祭神とする、京都を代表する縁結び神社です。
境内には“恋占いの石”とよばれる二つの石があり、この石の間を目を閉じて歩き反対側の石にたどり着くことができれば恋が叶う、という言い伝えがあります。
【16】出雲大神宮
全国的に縁結びの神様として知られる、島根県にある出雲大社の祭神・大国主命(おおくにぬしのみこと)に御霊を遷した“元出雲”として知られています。境内には”夫婦岩”があり、社務所で購入した縁結び守りについている赤い紐を岩に結びつけると、縁結びのご利益があるのだとか。また毎月第4日曜日には”えんむすびまつり”が行われており、女性を中心に全国から参拝者が訪れます。
【17】曼殊院
最澄により創建された曼殊院門跡は歴史ある名刹。上り坂になっている参道を進むと、正門に当たる勅使門前の見事な木々のアーチが参拝客を出迎えてくれます。
境内の大書院前には、遠州好みの美しい枯山水の庭園が広がっています。水の流れを表した砂の中には鶴島と亀島を配してあり、小書院は静かに水面をさかのぼる屋形舟を表現しているそうです。
紅葉時期は枯山水庭園を囲む木々も見事に色づき、白い砂と緑で構成された静寂な枯山水の庭に、秋ならではの彩りを添えています。例年、11月中は夜間特別拝観と紅葉ライトアップが行われます。
【18】車折神社
昔から芸能の神様として有名で、芸能人もお忍びでやってくる神社。境内には芸能神社があり、赤い玉垣には芸能人の名前がたくさん書かれているので、名前を探すのも楽しいですね。
そして見どころのひとつが本殿横の「清めの社」。悪運や悪縁を払うパワーがあると言われ、さまざまなメディアにも取り上げられています。また神主さんがお祓いした石が入ったお守り「祈念神石」を持って本殿でお参りすると願いが叶いやすいとの言い伝えがあり、特に金運、恋愛運アップに効果的と言われています。
【19】矢田寺
”矢田地蔵”として知られる「矢田寺」の御本尊の地蔵菩薩は”代受苦地蔵”とよばれ、人々の苦しみを代わりに受け取ってくれると伝えられています。とくに苦しい恋を救ってくれると言われており、”愛の願かけ地蔵”ともよばれ、”愛の願掛け絵馬”や、ぬいぐるみのお地蔵さんがあります。
この全国的にも珍しい、ぬいぐるみでできたお地蔵さんが可愛いと女性に大人気。ご住職夫婦の手作りだそうで、願い事を書いて奉納すると、良縁成就や安産祈願にご利益があるのだそう。もちろん、持ち帰ってお守りにしてもOKです!
【20】八坂庚申堂
八坂の塔近くにある八坂庚申堂は正式名称を「金剛寺」と言い、インスタ映えスポットとして女性に人気を集めています。境内を彩るカラフルで可愛い丸いものの正体は、「くくり猿」と呼ばれるお守り。ひとつ欲望を我慢することで願いを叶えてくれると言われています。ひとつひとつ手作りされており、平日は100個、週末は300個と授与数が限られているため、早めに参拝するのがポイントです。
【21】宝泉院
京都駅から北に約1時間、のどかな山里の大原には、天台宗が栄えた大原の中心的道場である勝林院があります。宝泉院はその中の僧が住居とする僧坊として、平安時代末期に建立されました。三千院に次ぐ大原の観光名所です。
宝泉院には、盤桓園、鶴亀庭園、宝楽園の3つの庭園があります。その中でも一番の見所は盤桓園(ばんかんえん)です。客殿から柱を額縁に見立てて眺めるため、額縁庭園とも呼ばれています。客殿に一歩足を踏み入れると、視界にいっぱいに広がる迫力満点の景色や樹齢700年の五葉松に驚かされます。
また拝観料の800円には、お抹茶と和菓子が含まれているので、素敵なお庭を眺めながらゆっくりお茶をいただくという贅沢なひとときが過ごせます。
【22】鞍馬寺
西暦770年、奈良・唐招提寺(とうしょうだいじ)を建立した鑑真(がんじん)和上の高弟・鑑禎(がんちょう)が毘沙門天を祀ったことを起源とするお寺で、平安時代初期に創建されました。平安時代末期に活躍した牛若丸(後の源義経)が修行したお寺としても知られています。「仁王門」や「多宝塔」、「金堂」、「木の根道」、「奥の院 魔王殿」など、見どころ盛りだくさんです。
【23】龍源院
大仙院を本庵とする大徳寺北派に対して、南派の本庵がこちらの龍源院。文亀2年(1502年)に東渓宗牧(とうけいそうぼく)を開祖として、能登守護・畠山氏が創建したと伝わっており、 方丈・唐門・表門はいずれも創建当初の建物で、大徳寺山内最古の建物とされています。
また境内にある庭園は各様式からなり、特に方丈北庭の「竜吟庭」は、室町時代の相阿弥(そあみ)作と伝えられ、苔で大海を表現した須弥山式(しゅみせんしき)枯山水の名園と言われています。さらに方丈東庭は、日本最小の珍しい壺石庭としても有名です。
【24】東福寺
京都五山のひとつで、嘉禎2年(1236年)より19年もの歳月をかけて完成しました。現存する禅寺としては最古で最大の「三門」は国宝に指定。そして、東庭、南庭、西庭、北庭と趣のことなる4つの庭が配された「本坊庭園」は、2014年に国指定名勝に登録されました。
東福寺は紅葉の名所としても名高く、本堂と開山堂をつなぐ約27mの通天橋からは、京都随一とも言われる紅葉を楽しめます。