神社で頂くことができる御神酒について紹介します。御神酒(ごしんしゅ)とお神酒(おみき)の読み方や違いなどが分からない方も多いと思います。今回は違いと共に御神酒を頂くときのマナーについても紹介しているので参考にしてみてくださいね。
御神酒の読み方と意味は?
御神酒の読み方や意味とは①読み方は
御神酒の読み方がわからない方も多いですよね。普通には読むことができませんよね。御神酒の一般的な読み方は、「ごしんしゅ」です。ただ、地また、神様に奉納してから人間がお下がりとしてもらうときには読み方が変わり「おみき」と呼ぶようになります。読み方まで変わってしまうなんて不思議ですよね。
御神酒の読み方や意味とは②意味
御神酒がお酒であるということは知っていても意味や用途を知らない方も多いのではないでしょうか?御神酒は、神様にお供えするお酒のことです。神様の前に神饌として供えるとお酒に神様のパワーが入るとされています。なので、神様のパワーをおすそ分けして頂くためにもお下がりとして飲みます。
神社で頂く御神酒の飲み方を紹介しています。
御神酒に使われるお酒の種類は?
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類①日本酒が良い
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類は、日本酒です。日本酒の中でもその土地で醸造された日本酒が使われていることが多いですよ。お酒造りには土地の水が欠かせないからでしょうね。一般的には清酒をお供えすることが多いですが、正式な方法は白い酒、濁り酒、清酒、黒い酒の4種類のお酒をお供えするそうです。
家庭の神棚で4種類ものお酒を用意することは難しいので簡略化されて清酒のみをお供えする家庭がほとんどですよね。4種類のお酒をお供えするのは伊勢神宮と出雲大社などの数種類の神社のみになります。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類②白い酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の1種類目は、白酒(しろき)です。白酒は、白い色をしたお酒になります。白酒の仕込み配合は、麹歩合は9%で普通の清酒より麹歩合がとても低いです。さらに、酵母を加え培養した酒母を用いずに、麹、水および蒸米を混ぜて12日程の時間をかけて熟成させます。
手間がかかるので最近では皇室や伊勢神宮以外では清酒やどぶろくを代用している場合も多いですよ。見かけることがあれば珍しいのでチェックしておきましょう。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類③濁り酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の2種類目は、濁酒(にごりざけ)です。米麹の量も多くお米のつぶつぶが残っている状態のお酒であるとされています。濁酒は、一般にもよく出回っているのでわかりやすいですよね。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類④清酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の3種類目は、清酒(すみさけ)です。清酒は、一般的に清酒として流通しているものと同じです。もろみから酒粕を除去する透明に仕上げている透明なお酒を指します。神棚に備えられているお酒もこの清酒の場合が多いですよね。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類⑤黒い酒
正式な方法で御神酒(ごしんしゅ)をお供えする場合の4種類目は、黒酒(くろき)です。黒酒は、黒いお酒なのですが現在では手に入れることが困難なので見たことがない方も多いかもしれません。白酒に常山木の根を焼いて作った灰を入れて黒く色をつけるという製法とされています。
最近では、入手が困難なのでどぶろくで代用されている場合もあります。珍しいと聞けば、1度は見てみたいと思いますよね。見る機会や飲む機会があれば、じっくりと見ておきましょう。
御神酒(ごしんしゅ)に使われるお酒の種類⑥洋酒はだめ
御神酒(ごしんしゅ)に使われているお酒は日本酒が多いのは知っていたけど、ウィスキーなどの洋酒ではダメなのかと思われている方も多いのではないでしょうか?やはり、日本の神様は日本のお酒である日本酒と相性が良いとされているので洋酒はダメです。洋酒を使うくらいならば、安い日本酒を用意したほうが良いでしょう。
御神酒を飲むタイミングはいつ?
御神酒をいつ飲むか①祈祷のとき
御神酒を飲むタイミング1つ目は、ご祈祷を受けているときです。神社でご祈祷を受けると最後にお神酒を勧められるタイミングがあります。そのときは、神主さんの言う通りのタイミングで飲むようにしてください。車で参拝されたり妊娠中でアルコールを飲むことができない場合は飲んだふりをしておきましょう。
御神酒をいつ飲むか②自宅で持ち帰った場合
御神酒を飲むタイミング2つ目は、自宅にお神酒を持ち帰った場合です。社務所でお守りなどと同じようにお神酒も頂くことができます。その場合は、飲むタイミングがよくわからなくて悩みますよね。自宅でお神酒を飲むタイミングは、持ち帰ったその日や良くないことが起きるなと思ったときがおすすめです。
神様のパワーは頂いた日が1番詰まっていますよ。また、良くないことが起きたりと運気が悪いと思うときはお神酒を飲んで神様のパワーを頂きましょう。厄を避けることができるはずです。
御神酒の飲み方は?
御神酒の飲み方は①神社での飲み方
御神酒の飲み方1つ目は、神社で飲む場合です。神社で御神酒を頂くときは、祈祷の最中や神事の場合が多いのでルールが決まっています。まずは、1回だけ手を叩きます。次に盃を取って御神酒を注いでもらいましょう。注いでもらったら3口に分けて飲みます。指で口を付けた場所を拭うと終わりです。
難しく考えると緊張してしまいますが、意外と行う内容は簡単ですよね。次回から神社で御神酒を頂くときは参考にしてみてください。
神社での御神酒の頂き方
1回礼手する。
盃を手に取りお酒を注いでもらう。
3口に分けてゆっくりとお神酒を飲む。
最後に盃の自分が口を付けたところを拭います。
御神酒の飲み方は②自宅での飲み方
御神酒の飲み方2つ目は、自宅でお神酒を飲むときの飲み方です。自宅で御神酒を飲むときは神社の祈祷のときに飲むよりルールやマナーがないのでリラックスして飲んでください。また、御神酒は神様のパワーが宿っているとされているのでお酒を飲むことができる家族には分けて一緒に飲みましょう。