SNSが疲れる、辛い。その理由は?

私がSNSに感じたどうしようもない疲労感、その理由をいくつかご紹介したいと思います。ひょっとして、あなたも同じような疲れを感じていませんか。

SNSが疲れる理由①SNSは他人の嘘が丸見えになる

SNSが疲れる?心が辛いときの上手な抜け出し方
(画像=『Plus Quality』より引用)

こいつ嘘ばっか言ってる、他人の話を勝手に自分のことにしてる、気に入っている SNS でも仲間割れや人の悪口、知らん人からのクソリプ、お節介、気に入らないRT・・・。

TLを見ていると、知り合いでもいろいろなトラブルに巻き込まれる人もいましたが、こちらからはどうすることもできません。TLに喧嘩コメントがどんどん流れて殺伐とした気分になることも。

SNSの住人は多種多様。表面的には普通の人でも、怒りに火がつけば揚げ足取り、叩き、煽り攻撃的・批判的になることもあるでしょう。

特にSNSは文字だけだと誤解も多いものです。言葉足らずでトラブルが起きたり、勝手に転載されたり中傷されたり、突然訳のわからないツイートが始まったと思ったら、アカウントが乗っ取られたなんて人も少なからずいて怖いなと思います。

同じ名前のアカウントって調べてみるとたくさんありますよね。誰だよって。こういうのって本当にしんどい。自分のエネルギーがネガティブな情報に吸い取られていく感じ。

相手が何をしているかがダイレクトにわかるので、友達がみんなで飲んでいるのを見たら仲間はずれにされたと思ってショックを受けるし、彼氏とのデートで予定が合わないと断られた日に、彼が違う女性と遊んでいることがわかるとムカつくでしょう。

いいことがなくて気持ちが落ち込んでいるときに、TLに「楽しい最高!」的な投稿が次々に流れてくると、自分だけが不幸に思えてますます心が凹んでしまうなんてこともあるものです。

知らなくてもいい情報が目まぐるしく飛び込んでくるSNS。他人の嘘とか悪意とか、抱えてる心の闇が必要以上に見えてしまうのがSNSが疲れる原因のひとつではないでしょうか。

SNSが疲れる理由②過剰な情報発信と承認欲求が辛くなる

SNSが疲れる?心が辛いときの上手な抜け出し方
(画像=pixabay.com/ja/、『Plus Quality』より引用)

SNSにはまってしまうと、それ自体が楽しみになってきますよね。写真を加工して美人になって、なんてことない料理も湯気や色味など自在に加工。ここに行った、あそこに行ったと投稿すれば、あっという間に「いいね!」がつきまくる。SNSでバズった感覚が癖になって毎日どころか、数時間置きに投稿する人も。そんな友達や知り合いが多いと、どうしても自分も「いいね」してもらいたくなるでしょう。

そのため、必死になって投稿のネタ探しをする。著者にもそんなことがありました。気づいた時には投稿するのも、誰かの投稿に「いいね」するのも義務感に縛られて息苦しくなっていたのです。そもそもSNSは連絡のためのツールであったはず。仕事でもないのに、私は誰になんのために情報発信しているのかがわからなくなりました。インスタやブログ、Twitterに載せるためだけに「映え」を探している自分に気づいたとき、心底虚しくなったのです。

無理のある情報発信、友達だけでなく、多くの誰だか知らないフォロアーに向けた過剰な承認欲求を追い求めてる毎日なんて、疲れないわけがありません。最初は純粋だった楽しみも、いつの間にか、誰かにアピールしたい、いいねしてもらいたいという不純な動機に変わっていることに気づたのは私にとって不幸中の幸いでした。

SNSが疲れる理由③よく知らない人と繋がる気持ち悪さ

SNSが疲れる?心が辛いときの上手な抜け出し方
(画像=pixabay.com/ja/、『Plus Quality』より引用)

SNSで気になるのは「この人は友達かも」と勝手にどんどん知らない人が自動的に出てくることです。名前を辿れば会いたくもない友達が出てきたり、電話番号で繋がりたくない人と繋がったり、知り合い程度の人からフォロー申請が来たり、怪しい感じのフォロワーが増えたりするのは、なんだかぞわぞわしませんか。

どういうわけか、連絡先を交換もしてない元彼や元同僚が「知り合いかも」と出て来ると、著者などはかなり気持ち悪いと思ってしまいます。

Facebookが流行した頃には、仕事関係の人と名刺交換すると「繋がりましょう」なんて言われて「なんでこんなおっさんと」と思いつつ、結局承認してどうでもいいフォロワーがどんどん増えて行ったものです。で、それが仕事の役に立ったかというと、ほとんど役立ったことはありません。「事業セミナーに参加中です」「家族で海水浴に来ています」などという、名刺交換した人のトンチンカンなプライベート情報が流れてくるだけでした。

結局、みんなフォロアーを一人でも増やしたいだけなんだなとやっと気づきました。そして、暇な時に他人が何をしているのか、チェックしているだけなのです。

投稿をアップすると、よく知らない人から間髪入れずに「いいね」がつけられる。常に監視されているような気持ちに囚われてかなりストレスです。

SNSが疲れる理由④やめたいのに、やめるのが怖い

SNSが疲れる?心が辛いときの上手な抜け出し方
(画像=pixabay.com/ja/、『Plus Quality』より引用)

SNSに疲れ果てて、もうやめたいと思っていても、SNSをやめてしまうと誰とも繋がらずにひとりぼっちになってしまうのではないかと不安になるものです。みんなが「いいね」をしていたら、共感できなくても「いいね」を押してしまう。「いいね」をしないと裏で悪口を言われそうで怖いという人も少なくないでしょう。

友達の投稿やメッセージに早く反応しなくちゃという義務感やプレッシャーに追われるようになったら、多分心を病む寸前だと思います。

そもそも、価値観なんて人それぞれです。普通にしていれば相手が何を考えていても気にするなんてことはないですよね。しかし、SNSで深く繋がりすぎると、相手の考えている裏も表も筒抜けになり大きなストレスになってしまうのです。

著者も相手や周囲の反応に気疲れし、未読がたまっていくと余計に焦ります。返信しなきゃ、投稿しなきゃとプレッシャーばかりが積み重なって泣きたくなることもありました。いっそSNSをスッパリやめられたら楽なのに、やめると人間関係に響きそうで怖い、孤独に陥りそうで怖い。その葛藤で疲労感がどんどん大きくなっていくことも。