リモートワークに関する移住支援のある自治体

リモートワークでの移住は田舎がおすすめ!田舎移住のメリットデメリット
(画像=『移住支援.com』より引用)

移住支援が活発な自治体では、リモートワークに関するさまざまな制度が施行されています。リモートワークを機に田舎移住する方は、地方の自治体がどのような移住支援を行っているか調べてみましょう。今回は、特に移住支援が盛んな自治体として以下を紹介します。

・静岡県沼津市
・山梨県富士吉田市
・栃木県

田舎エリアの自治体は、移住者促進のために多種多様な制度や活動を行っています。リモートワークに関連する支援も多く、さまざまな恩恵を受けながら暮らすことが可能です。では、各自治体が行うリモートワークに関する移住支援を見ていきましょう。

静岡県沼津市:テレワーク移住支援補助金交付制度

静岡県沼津市では、「テレワーク移住支援補助金交付制度」を設けています。テレワークを理由に静岡県外から沼津市へ移住してきた方を対象としており、条件を満たすことで補助金を受給できます。沼津市が行う主な補助内容は、以下です。

・住宅購入に掛かった費用への補助金支給
・賃貸に入居する際に掛かった費用への補助金支給
・引っ越しに掛かった費用への補助金支給

上限額は60万円となっており、移住時にかかる経済的な負担を軽減することができます。ただし、申請者の年齢や、働いている企業が静岡県外であることなど、沼津市が提示する条件を全てクリアする必要があります。

山梨県富士吉田市:テレワーク支援奨励金

山梨県富士吉田市が行う移住支援に、「テレワーク支援奨励金」があります。テレワークを行っている移住者に対して、1世帯あたり月額10,000円を補助するという制度です。補助期間は最長2年間となっており、年齢、1ヶ月の出勤日数、申請期限などの条件を満たした移住者が受給対象となります。また、「テレワーク支援奨励金」を受給するには、富士吉田市から50km以上の企業に在籍していることが必須となります。静岡県の特定の地域(小山町、御殿場市、裾野市)は除外されているので、移住検討者の方は注意しましょう。尚、「テレワーク支援奨励金」を申請する場合は、富士吉田市が実施する他の移住支援を利用することができません。田舎移住への経済的負担を軽減させたい方は、自身に最適な移住支援がどれなのかを十分に見極めることが大切です。

栃木県:とちぎでTRY!テレワーク移住体験補助金

栃木県では、東京圏で働く移住検討者のために、「テレワーク移住体験補助金」を実施しています。テレワークで田舎移住をする際、移住後の暮らしやすさやテレワーク環境は気になるポイントです。そのため、移住後の生活をより具体的にイメージできるように、移住検討者の移住体験経費を補助する取り組みを行っています。補助の対象となる経費には、以下が含まれます。

・テレワーク移住体験中の宿泊費や賃料
・コーワーキングスペースやインターネットなどの利用料
・テレワーク移住体験中の光熱水費
・レンタカー利用料など生活に掛かる経費
・テレワーク移住体験地までの往復交通費
・ポケットWi-Fiのレンタル料など通信費

「テレワーク移住体験補助金」の受給は、東京圏在住者であることや、移住相談窓口で事前相談をしていることが条件となります。受給上限は10万円となっており、移住体験の期間は最短6泊7日~最長1ヶ月です。移住体験には、自分と移住先の相性をチェックできることはもちろん、移住後のテレワークをスムーズにしてくれるというメリットがあります。本格的な移住体験を検討している方は、栃木県への移住を検討してみてはいかがでしょう?