リモートワークは、新しい働き方として私たちの生活に定着しつつあります。この記事では、「リモートワークを機に田舎へ移住したい」と考える方のために、田舎へ移住してリモートワークを行うメリットとデメリットについてご紹介します。

リモートワークで田舎へ移住するメリットデメリット

リモートワークでの移住は田舎がおすすめ!田舎移住のメリットデメリット
(画像=『移住支援.com』より引用)

リモートワークをしながら田舎暮らしを楽しむ生活は、自由で開放的な働き方をしたい方にピッタリです。しかし、さまざまなメリットがある一方で、田舎でリモートワークを行うデメリットについても考慮する必要があります。ここでは、リモートワークで田舎へ移住するメリットとデメリットについて解説します。メリットとデメリットをそれぞれ理解し、自分のライフスタイルや働き方に合うかどうかを考えてみましょう。

メリット

田舎でリモートワークをする場合、以下のようなメリットがあります。

・生活費を節約できる
・家族との時間が増える
・自然を感じながら働ける

田舎だからこそ味わえる利点も多く、ライフワークバランスの良い生活を送ることができます。では、各メリットを詳しくチェックしていきましょう。

生活費を節約できる

リモートワークで田舎へ移住するメリットに、生活費を節約しやすいという点があります。都市部で働く場合、職場の近くに住むとなると、住居費が高額になりがちです。一方の田舎エリアは、都市部よりも住宅購入費や家賃が安く、住居費の大幅なコストダウンに繋がります。また、農業が盛んな地域では、地元住民の作った農作物を格安で購入できる販売所もあります。自分自身で家庭菜園に挑戦するという選択肢もあるため、食費を抑えて暮らすことが可能です。

家族との時間が増える

リモートワークをするということは、家にいる日数が増えるということです。そのため、家族とより多くの時間を一緒に過ごせるというメリットがあります。通常、会社に出勤する場合、就業時間に往復の通勤時間がプラスされます。都市部では渋滞も発生するため、早朝に家を出て夜遅くに帰宅という生活を送る会社員も珍しくありません。一方のリモートワークでは、在宅か近隣のサテライトオフィス・コーワーキングスペースで仕事を行います。自宅でリモートワークを行う場合、実際に働く時間のみが就業時間となり、往復の通勤時間が発生しません。また、サテライトオフィスやコーワーキングスペースに行く際も、田舎生活なら渋滞に巻き込まれることがないというメリットがあります。都市部で働くよりも長い時間を家で過ごせるため、家族との時間を充実させることができます。

自然を感じながら働ける

出社する必要のないリモートワークでは、自宅を仕事場として活用できます。そのため、移住先に田舎エリアを選んだ場合、森、山、海といった自然を身近に感じながら働けるというメリットがあります。風の音や虫の声を聞きながら仕事ができるので、ストレスフリーな職場環境を求める方に最適な働き方です。「コンクリートに囲まれた都会で働くのは息が詰まる」「草花や自然を感じながらのんびりと働きたい」という方は、ぜひ田舎でのリモートワークを検討してみましょう。

デメリット

リモートワークで田舎へ移住する場合、以下のようなデメリットがあります。

・仕事の効率が下がる可能性がある
・コミュニケーションが取りづらい
・仕事に集中できない可能性がある

リモートワーク全般に言える問題点でもありますが、田舎に移住することでより深くデメリットを感じることになります。移住後に後悔しないためにも、田舎でリモートワークを行うデメリットについてしっかりと確認しましょう。では、各項目の詳細を見ていきます。

仕事の効率が下がる可能性がある

田舎エリアでリモートワークを行う場合、仕事が効率良くできない可能性があります。一般的なリモートワークでは、パソコン機器とインターネット環境が必須です。しかし、移住先によってはネット環境が不安定な場合も多く、思うように業務が進まないケースも多々あります。特に田舎への移住を検討している方は、通信速度が都市部よりも遅くなる可能性を考慮しておきましょう。また、リモートワークを取り入れて間もない会社で働く場合、必要な資料が完全デジタル化されてないことがあります。優先順位の高い資料のみがデジタル化の対象となっていることも多く、会社に行かないと自分が必要な資料を見られないという事態も起こりがちです。出社している社員に連絡を取るなどの手間が発生するため、効率的に働くことが難しいというデメリットがあります。

コミュニケーションが取りづらい

リモートワークすることで、社内の人間と円滑なコミュニケーションを取りにくくなるというデメリットが生まれます。自宅やサテライトオフィス・コーワーキングスペースで働くリモートワークでは、一緒に働く仲間と顔を合わせる機会がありません。メールやチャットでのやり取りがメインとなるため、コミュニケーションが希薄になりがちです。また、機械に不慣れな社員は、リモートワーク時にコミュニケーションツールを上手く使いこなせない可能性があります。情報のやり取りが遅れたり、連絡ミスに繋がったりすることから、出社時よりもトラブルを生みやすくなってしまいます。移住先でリモートワークを行う場合は、オンラインミーティングなどで積極的にコミュニケーションを図るよう意識しましょう。

仕事に集中できない可能性がある

自宅でリモートワークを行う場合、人によっては仕事に集中できない可能性があります。出社せずに仕事をするということは、自分自身でモチベーションを維持しながら働くということです。そのため、集中力が途切れやすい方や、テレビなどの誘惑に負けてしまいがちな方は、リモートワークでは仕事に打ち込みにくいというデメリットがあります。特に、都市部から田舎エリアに移住してリモートワークをする場合、これまでの暮らしと全く違う環境に非日常感を覚えがちです。「仕事をしている」という感覚に切り替えにくいことから、ダラダラと仕事をしてしまう可能性があります。田舎でリモートワークをするのが難しいと感じたら、サテライトオフィス・コーワーキングスペースを利用するのがおすすめです。自宅ほどの誘惑がないため、リモートワークでも集中して働くことができます。