【自虐的な人の心理】⑤ナルシスト

自虐的な人の心理⑤は「ナルシスト」であることです。

自虐的な人の心理①の「構って欲しい」という心理を持つ人もある意味ナルシストですが、

自虐的な心理の根底に「ナルシスト」という人格的要素がある人は、自虐的になっている自分に酔っており、云わばかりそめの悲劇のヒロインという立場を作って楽しんでいる節があります。

自虐的な発言・行為が横暴であっても、「ナルシスト」という心理を持つ自虐的な人は、自分が自虐的な発言通りの人間とはもちろん思っていません。

自分でかりそめの悲劇のヒロインを作っておきながら、自虐的な発言・行為に対して「本当にその通りだね!」と同意されると、「あなたに言われる筋合いない」と文句を言ってしまいます。

「ナルシスト」という心理を持つ自虐的な人にとっての自虐とは、あくまで悲劇のヒロインを作り上げるためのエッセンス。他人から自虐と同じことを言われたり、同意されたりするとただの悪口に聞こえます。

【自虐的な人の心理】⑥自分に自信がない

自虐的な人の心理⑥は「自分に自信がない」です。

「自分に自信がない」という心理を持つ自虐的な人は、何らかのトラウマやコンプレックスを抱えている可能性があります。そのため、心から自分は自虐的な発言通りの人間だと思い悩んでいます。

自信がないという心理が自虐として表に出てしまうのです。

実際に自虐的な発言通りの人間かどうかは関係ありません。

本人が自虐的な発言通りの人間と思い込んでいるだけで、世間一般的には全くそんなことはない場合もあれば、まさに自虐的な発言通りの人間でフォローしづらい場合もあります。

【自虐的な人の心理】⑦人並では満足できない

自虐的な人の心理⑦は「人並では満足できない」です。

「人並では満足できない」という心理を持つ自虐的な人には、完璧主義者や高い理想を持っている人が多いです。また自分に厳しくもあり、人並の容姿・人並の成果では、自分に合格点をあげられません。

このタイプの自虐的な人は、多くの場合、視野が狭くなっており、周りが見えなくなっています。

「人並」を知ることで、自分が「人並以上」のポテンシャルを持っているかどうか明確になり、自虐的にならなくても済むかもしれません。

また、「人並以下」のポテンシャルの人が人並以上の理想を持っているなら、まずは「人並」という理想を低く設定できれば、理想との距離が近づくので、自虐する回数も減るでしょう。

自虐的な人との上手な付き合い方 タイプ別3選

自虐的な人によって正しい対応は様々です。

正しい対応をしなければ、余計に落ち込ませたり、場合によっては逆切れさせてしまい、空気を悪くしてしまうことさえあります。

仕事や学校関係の知り合いで、どうしても関係を切ることのできない人が自虐的な人であった場合、どうにかして上手く付き合っていく必要があります。

しかし、相手の自虐的な発言・行為の裏にある心理をいちいち読み取って、正しい対応をしなければならないというのは、正直とても面倒ですよね。

それが親友でもない人であればなおさら、そんな人に心を砕いたり、イライラとストレスが溜まったりするのは、あなたにとって大きな損害です。

自虐的な人との上手な付き合い方で、大切なのは、自虐的な人がどのような心理を持ってして、自虐的な発言・行為をしているのかを知ることです。

自虐的な人の心理のタイプの見分け方は2つ。計4タイプあります。
「自分に自信がある」「自分に自信がない」と、「人並のポテンシャルがある」「人並のポテンシャルがない」の4つです。

あなたが付き合わなければならない自虐的な人は、この4つのタイプのどれに当てはまりますか?どのタイプに当てはまるかで、おおよその上手な付き合い方が見えてきます。

自虐的な人との上手な付き合い方を身につけて、ほどほどに自虐に付き合い、さらりと受け流せるようになりましょう!