5.万が一被災した時に覚えておきたいこと

【猫と防災】被災時に愛猫を守る方法と用意しておきたいもの
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

愛猫は家族であり大切な存在ですが、避難所のような共同生活や、密接した仮設住宅では動物が苦手な人も。人と動物が一緒に暮らすには、苦手な人への「配慮」や「思いやり」も必要です。

  • 愛猫との棲み分け
  • 具合が悪くならないように必要なこと

愛猫との棲み分け

多くの人と共同生活を送らなければならない動物が苦手な人、アレルギーのある人には配慮が必要です。

● 「飼い主と動物」のエリアと、「動物と一緒にいられない人」とのエリアを分ける。
● 人と動物との居場所を分ける。

※「棲み分け」…アナイスでは避難所で生活する上で、人や動物とが居場所を分けることを「棲み分け」(アナイス環境部会・金巻とも子 発表論文より)と表します。

具合が悪くならないように必要なこと

【猫と防災】被災時に愛猫を守る方法と用意しておきたいもの
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

避難所のような共同生活の場では、普段一緒に暮らしていない動物と、いかにうまく暮らしていくかも大きな課題です。まず、できることとしては、動物と人の暮らしの動線をわけること。
例えば、避難所への入口で動物と人の出入り口を分け、避難所内の動線が交差しない等の工夫が必要です。
上の写真は福島県三春町の仮設住宅の犬舎です。犬の鳴き声が問題になったことから、ボランティアと飼い主が協力し、住居から少し離れた場所に犬舎を作り棲み分けを行いました。壁面には地元高校の美術部の生徒たちが応援メッセージをペイントしました。

6.まとめ

【猫と防災】被災時に愛猫を守る方法と用意しておきたいもの
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

災害時の備えといえば避難グッズの準備ばかりに捉われがちですが、共助の仕組みを作ることのほうは物の備えよりも大切になります。周りと助け合える関係を作っておくことは、避難グッズを完璧にしておくことよりも心強いことでしょう。私たちが愛する動物たちと人とが「共助」が実現できる関係を目指して取り組んでいくことが、私たち飼い主の防災時の心がまえの重要な指針となります。


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

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