心折れる朝。毎朝「仕事に行きたくない!」と思うのはなぜ?
会社勤めも長くなると、毎朝起きた瞬間に「あぁ、また朝だ」と思ってしまうものです。
「あぁ、また今日も仕事か、行きたくない」と思いながらシャワーを浴び、うんざりしながらメイクして、身支度を整えて「行ってきます」と玄関を出る。会社に到着するまでの間、体とは裏腹に、頭の中はずっと「あー、行きたくない」ともやもやしています。
なぜ行きたくないのと問われても、そこに明確な理由などありません。このやっかいな「仕事に行きたくない病」に振り回されている人は、意外と多いのではないでしょうか。
人それぞれ大なり小なりの憂鬱な理由はあるにしても、朝「仕事に行きたくない」という気持ちは、全人類共通の自然な欲求と言っても過言ではありません。
朝「仕事に行きたくない」のは心の中の子供が暴れているから!?
「あぁ、仕事したくない、会社に行きたくない」。ため息と共に始まる朝の重々しいことといったらありませんよね。朝、仕事に行きたくないと思う理由は、おそらくこの3つに分けられます。
①体調がすぐれない
②疲労が溜まっている
③心の中の子供が暴れている
それぞれくわしく説明して行きましょう。
①体調がすぐれない
これは頭痛や発熱、歯痛など明らかに体調を崩している場合と、二日酔いや寝不足でだるいといった身から出たサビ的な場合があるでしょう。あるいはバイオリズムをチェックしてみるのもいおすすめです。
バイオリズムとは「身体」「感情」「知性」の波のことで、体調がすぐれない時期もあれば、知性が働かない時期、感情が不安定な時期がわかります。
明らかに体調を崩しているときの「仕事行きたくない」は、命の叫びだと思って安静に休むか、病院に行くのが先決です。
②疲労が溜まっている
精神的、肉体的疲労感が溜まっているときも「仕事に行きたくない」という気持ちが湧き上がります。
「朝起きてお弁当の用意をし、身支度をしながら夫を起こすのが日課ですが、ギリギリまで起きない夫に腹が立っていつも口喧嘩。毎回本当にテンションが下がって最悪。「仕事行きたくない」と号泣したくなります」(33歳・公務員)
「仕事の繁忙期は特に寝て、起きて、仕事の単調な毎日にため息が出ますよ。週末はほとんど死んだように眠ってしまうほど疲れていて、仕事だけのために生きてる状態でうんざり。毎朝「行きたくないな」と何度も思いながら通勤してますよ」(41歳・ホテル勤務)
家族との口喧嘩、仕事のミス、上司に叱られた、お局様の嫌味や皮肉など。あなたのエネルギーを消耗させる原因は山ほどあるのでは。
しかし、社会人である以上、ムカッときても仕事を放棄することはできません。早々にストレス解消をしておかないと、我慢の数だけ「仕事に行きたくない」気持ちのパーセンテージが上がっていくことに。
③心の中の子供が駄々をこねている
人は誰でも心の中に「永遠の少年少女」がいるといわれます。たとえば、幼い頃好きだったものを手に取ると、懐かしく、うれしい、楽しい!という明るい気持ちになりますよね。
天気が良い日に「仕事じゃなくて、どこかに遊びに行きたい!」と思ったり、「家にいたい、お菓子食べてだらだらスマホ見ていたい!」などと思うときは、心の中の子供「インナーチャイルド」が駄々をこねている証拠です。
もちろん、常識人はこれを無視して仕事に行くため、徐々に子供は暴れ始めて「仕事に行きたくない」気持ちに拍車がかかることになるでしょう。