いつか子どもが欲しいと思っていても、「いまは忙しくて出産のことは考えられない」「結婚したいと思える相手がいない」という女性も多いですよね。そうこうするうちに、大切な“産みどき”を逃してしまわないかと不安になることもあると思います。 そんな女性たちには、不妊に苦しむか、「産まない」という選択肢しか残されていないのでしょうか。
写真はイメージです(以下写真すべて同じ)
そこで、一つの選択肢として上がるのが、「若いうちに、卵子を採取して凍結させておき、出産したいタイミングに体外受精をする」、「卵子凍結」という方法です。 「卵子を凍結して、保存することなんてできるの?」と驚く人も多いかもしれませんが、実は卵子凍結は、欧米などではすでにメジャーな高齢不妊の予防医療でもあります。
そんな「卵子凍結」について、利用方法から治療の内容までわかりやすく解決したのが、生殖工学博士である香川則子氏の監修した『1冊でぜんぶわかる!卵子凍結完全ガイド』。本書より、卵子凍結を経験した女性のエピソードを紹介しながら、卵子凍結のメリットや費用について解説します(この記事は本書の内容を抜粋・再構成したものです)。
離婚を経て、卵子を凍結。可能性を残して自由に暮らす
【松井奈々さん(仮名・42歳)】 コロナ禍で地方都市の地元にUターン移住。 東京と地方を行ったり来たりしながら、猫2匹と暮らすフリーランス。バツイチ。
香川則子 監修『1冊でぜんぶわかる!卵子凍結完全ガイド』より
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