食事制限や運動を頑張っているのになかなか痩せられないという方は、もしかしたら「おデブ体質」になってしまっているかもしれません。今回は「おデブ体質」を脱却し「痩せる体」になる体質改善の方法をご紹介します。

痩せない理由は体質にあった!?

少食でも太っている人、たくさん食べるのに痩せている人っていますよね。その違いは、ずばり“体質”にあります。

  • 食事の摂取カロリーに気をつけているのに痩せない
  • しっかり運動しているのに脂肪が落ちない
  • 以前と同じ生活スタイルなのに最近太ってきた

これらに当てはまる方は、知らず知らずのうちに太りやすい「おデブ体質」になっているかもしれません。このままでは、ダイエットをしてもなかなか痩せられません。効率よくダイエットをするためにも、まずは体質を変えていく工夫をしてみましょう。

ダイエットの大敵!おデブ体質の特徴とは

『common』より引用
(画像=『common』より引用)

おデブ体質とは、「太りやすい食生活している人」や「痩せにくい体質の人」のことです。まずはその特徴をご紹介します。

1. 食事の回数、時間が不規則

朝は食べない、夜だけ食べる、1日の食事の大半を夜に食べるなど、食事の回数や食事をとる時間が不規則だと太りやすくなってしまいます。特に夜は、食物エネルギーの消化吸収がよくなるので、食べたものが脂肪として蓄えられやすく、同じものを昼に食べるよりも太りやすいのです。

2. 基礎代謝が低い

人が痩せたり太ったりする仕組みは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで決まります。食事で摂取したカロリーよりも消費したカロリーが上回ったときに脂肪が燃焼され痩せることができます。

日々の身体活動で消費されるカロリーは全体の20?30%程度といわれており、60?70%を基礎代謝が占めています。摂取カロリーを減らしても痩せないという方は、基礎代謝が低いのかもしれません。

3. 便秘症

日頃から便秘がちな人は腸内環境が乱れています。便秘が慢性化すると腐敗物からガスが発生することで血流も悪くなり、代謝が低下することがわかっています。

4. 冷え症

日本人女性に多い冷え性ですが「冷えは万病のもと」といわれるほど、人の健康に大きく影響します。「冷え性はもともとの体質だから仕方ない」と諦めている人が多いようですが、冷え性は間違った生活習慣の積み重ねにより引き起こされたもので、対策をすれば改善できるのです。

冷えたバターが溶けにくいように、冷えた体脂肪は分解されにくいといわれています。また、冷えは便秘や基礎代謝量低下にも密接に関係しており、体温が1℃下がると基礎代謝量は12%も低下してしまうんだとか。

5. 褐色脂肪細胞が働かない

体にある脂肪細胞は大きく2つに分かれます。1つは皮下脂肪や内臓脂肪にあたる「白色脂肪細胞」で、エネルギーを蓄えるのが役割です。白色脂肪細胞が増えると肥満になります。

もう1つは「褐色脂肪細胞」。

糖質や脂質を取り込んで熱を作るのが主な役割で、痩せる体質には欠かせない重要な脂肪です。赤ちゃんのときに最も多くあり、加齢とともに減っていきます。以前と同じ食生活なのに最近太ってきたという方は、この褐色脂肪細胞の機能低下が原因のひとつといえます。褐色脂肪細胞が十分に働かないと消費エネルギーが減少し貯蔵エネルギーが増えてしまいます。つまり脂肪を溜め込んでしまうのです。

「1日3食」でおデブ体質を脱却!

『common』より引用
(画像=『common』より引用)

食べない=痩せるというイメージが強く、ダイエットのために朝や昼の食事を抜く人もいますが、健康に痩せるには「1 日3食」しっかり食べることが大切です。

食事の回数を減らすと、長時間カロリーを摂取できていない体は飢餓状態に備えて脂肪を溜め込もうとします。食事量を減らしても痩せない原因はこれなのです。

高タンパクで低糖質のバランスの良い食事を1日3回以上しっかりとることが、ダイエット成功への近道です。