「あとは野となれ山となれ」のことわざの同義語は?
ことわざの同義語①旅の恥は掻き捨て
ことわざの同義語の1つ目は、「旅の恥は掻(か)き捨て」です。旅で行った場所は、知り合いもいないし、長く住むわけではありませんね。そのため、通常であればしないようなことを、その場限りだと思ってしてしまうことを意味します。
旅先から去ってしまえば、後のことは無関係となります。自分がやったことの結果は、見えませんし聞こえません。開き直りの気持ちが強いという意味での、同義語となります。
ことわざの同義語②毒を食らわば皿まで
ことわざの同義語の2つ目は、「毒を食らわば皿まで」です。毒の入った料理を食べてしまうと、死んでしまいます。どうせ同じ結果になるのだから、毒の入った料理の皿まで舐めても構わないことを表すことわざです。悪いことをやっても開き直って、そのまま続けていくことを意味します。
当面のことさえ良ければ、後のことは知らないと、利己的な気持ちになっている点が似ていますね。ただし、悪いことでも最後まで貫き通すという点が異なるとされています。
ことわざの同義語③運を天に任せる
ことわざの同義語の3つ目は、「運を天に任せる」です。物事の結果が上手くいくかどうか、天の意志に任せることを意味することわざですね。成り行き任せという意味も持ちます。できるだけのことやった後は、運任せにするという点が似ている同義語ですね。潔い気持ちを込めて使うことができる点も似ています。
POINT
言い回しが最も似ている同義語は?
「あとは野となれ~」のことわざには、よく似た言い回しを使ったバリエーションがあります。「あと」の部分を、「先」や「末」に置き換えて、「先は野となれ~」や「末は野となれ~」のような言い回しでもOKです。もちろん、意味は全く同じものとなりますよ。
「あとは野となれ山となれ」のことわざの反対語は?
ことわざの反対語①立つ鳥跡を濁さず
反対語の1つ目は、「立つ鳥跡を濁さず」です。「立つ」とは、鳥が飛び上がって去っていく様子を表す言葉です。水鳥が飛び去ったあとの水辺を見てみても、濁ることなく澄んでいますね。転じて、人間も水鳥のように、立ち去った跡が見苦しくならないように後始末をするべきだという戒めの意味を持ちます。
自分が行ったことの結果や、いなくなった後のことまで考えて、行動に注意を払う点が反対語となります。野になろうとも山になろうとも放置するより良いと考えられますね。
ことわざの反対語②鷺は立ちての跡濁さず
ことわざの反対語の2つ目は、「鷺(さぎ)は立ちての跡濁さず」です。鷺は、細くて長い首を持つ、水辺で生活する鳥のことです。「立つ鳥跡を濁さず」の語源とも言われていることわざです。どのような鳥が、跡を濁さずにいるのかが具体的に分かる表現ですね。
意味自体は変わらないので、「あとは野となれ山となれ」の反対語となります。安土桃山時代には確立されていたことわざなので、歴史を見ても、ずっと古いという点も異なります。
「あとは野となれ山となれ」は避けて反対語を意識して行動しよう
開き直ったり利己的になったり、「あとは野となれ山となれ」には、あまり良い意味は含まれていません。社会人として考えても、後のことは知らないという態度は、あまり褒められたものではありませんね。できれば、反対語の「立つ鳥跡を濁さず」を意識していきたいものです。
意味と使い方に注意しておけば、開き直ったり利己的になったりすることを避けるための手助けになるかもしれませんよ。胸を張って毎日を頑張っていきましょう。
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