毛髪診断士で髪オタクの元井里奈です。髪の毛は、見た目の印象に大きな影響を与えますが、特に「若見え」のために重要なのは「ツヤ」と「ボリューム」だと筆者は考えています。
写真はイメージです
ツヤ感って、どうやって生まれているか真剣に考えてみたことがあるでしょうか?オイルを塗れば多少ツヤを演出できますが、今回は根本的な毛髪のツヤのお話です。
うねり毛は、髪のツヤ感や若見え感を減らしてしまう
毛髪の世界には、髪のツヤについて科学的に検証している会社もあります。その研究によると、髪のツヤとは、毛流れが揃っていることにより、毛髪の束に「面」ができ、光を綺麗に反射することにより生まれるとされています。 つまり、ほとんどが直毛だと毛流れが揃い、面ができてツヤが出る。反対に、直毛の中にうねり毛が混在すると、面が乱れて反射する位置がばらつき、ツヤ感が減少するのだと。
最新の毛髪研究を勉強してきました
これは筆者が昨年12月に勉強してきた内容なのですが、元来癖毛として生まれた筆者は複雑な思いでした。 だって、若い人は直毛が多いからツヤがある、年を重ねると「うねり毛」が増えるからツヤが減る、とおっしゃるのですから。子どものころから癖毛だった私は、もちろん毛流れが揃っているはずもなく、確かにツヤ感がありませんでした。だから、自分の髪が大嫌いだったのですけれど。
うねり毛とくせ毛の違いは?アラフォー位から増えてくる
ちょっと待って、「うねり毛」って何?「くせ毛」と違うの?と思われたかもしれません。明確な定義があるわけではないのですが、癖毛というのは、いわゆる生まれ持った髪の形状のことを指すようです。形状がまっすぐでなく、曲がっている髪のことですね。対してうねり毛は、加齢とともにチラホラ増えてくる、曲がった髪のことです。
生まれ持った髪の形状がまっすぐな人も、アラフォー位からうねうねした髪が増えてくるんですよ。すると、それまであった毛髪の「面」が乱れ、ツヤツヤした印象が失われていくということです。ふふふ、恐ろしいですね。
苦労してストレートにしていますが、筆者は元来くせ毛なんです
筆者は癖毛として生まれ、思春期からずっと曲がった髪の扱いに苦労し続け、自分の髪質を呪い続けてきました。だから、この事実に内心ほくそ笑んでしまったわけです。「これまでずっとストレートヘアの恩恵にあずかって来た人々よ、苦しむがよい」と。こうして文章化すると、性格も随分曲がっていることが分かります。