9位 ヒロシ(元・齊藤健一)
『ヒロシの日めくり 人生、ソロキャンプ』(学研プラス)
「ヒロシです」のフレーズでブレイクした、一発屋芸人のヒロシが9位にランクイン。近年はソロキャンプの達人として再注目を集めていましたが、それも最近はちょっと飽きてしまった様子。
もともと本名の「齊藤健一」で活動していましたが、コンビ解散を機にホストへ転身。ところが、指名が取れず給料は月2~3万円で、生き地獄のような日々だったとか。そんなこんなで芸人に戻りたいと考えるようになり、「ヒロシです」のネタを生み出し見事大ブレイク。
ヒロシという芸名は、たまたま家にあった雑誌の表紙に写っていたフリーアナウンサーの生島ヒロシから、“親しみやすい名前”だと思ってとったそう。ホスト時代の源氏名「冴神剣(さえがみけん)」での失敗があったからこそ、「ヒロシ」のよさに気づけたのかもしれませんね。
8位 ほんこん(元・骨付きカルビ→ホンコン)
『日本のミカタ』(ワニブックス)
漫才コンビ130Rのツッコミ担当、ほんこんが8位にランクイン。ピンでの活動のイメージが強いですが、ボケ担当の相方は板尾創路です。
実はもともとNSCの同期だった今田耕司とダブルホルモンズというコンビでデビュー。その時の芸名が「骨付きカルビ」でした。その後コンビは解散となり、当時ホンコン・マカオというコンビの「ホンコン」だった板尾から、コンビ名と芸名を譲り受け、別のNSC同期とコンビを結成。
ところが相方が芸人を辞めてしまったため、板尾と新たに130Rを結成しました。その頃は、本名の蔵野孝洋を名乗っていましたが、芸人仲間から「ホンコン」と呼ばれるせいで定着しなかったようです。
1997年に『大阪ほんわかテレビ』(読売テレビ系)のロケで姓名判断をしてもらい、ひらがなの方が画数的にいいと言われ「ほんこん」になりました。