4.外耳炎になりやすい犬種

外耳炎になりやすい犬種の特徴として、アレルギー性皮膚炎を発症しやすい、先天的に耳の構造が特徴的である(垂れ耳や自毛の量が多い)、皮脂腺が大きく皮脂が多く出る、などがあげられます。これらの特徴を持つ代表的な犬種は以下のものになりますが、どれかひとつの特徴を持つ犬、複合的な理由で発症しやすい犬など、その理由はさまざまです。

  • ビーグル
  • シュナウザー
  • 柴犬
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ダックスフンド
  • コッカー・スパニエル
  • シー・ズー
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ヨークシャー・テリア
  • プードル

など

5.犬の外耳炎の症状

【獣医師監修】犬の外耳炎の症状とは?原因や治療方法を解説
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

実際に外耳炎になってしまった場合、どのような症状が出るのでしょうか。
その際の犬のしぐさ(=サイン)も一緒に覚えておくとよいでしょう。

外耳炎の症状

  • 耳のかゆみ、痛み
    実際に飼い主にはわからないものですが、犬にとっては非常につらい症状の一つです。

  • 耳が赤く腫れる
    外耳道の中までは確認することができませんが、耳介(耳たぶ)が赤い、出血する、などの症状が見られます。

  • 耳垢や膿の増加による悪臭
    耳垢が増えたり膿が出ることもあるため、そこから独特な臭いがします。

外耳炎のサイン

  • 頭を振る
  • 頭や耳を掻く
  • 頭や耳を家具や床にこすりつける
  • 耳のまわりを触られるのを嫌がったり怒ったりする
  • 他の犬からしきりに耳を舐められる
  • 呼びかけに気づきにくくなる

6.外耳炎が疑われたら?やってはいけないNG行為

【獣医師監修】犬の外耳炎の症状とは?原因や治療方法を解説
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

外耳炎が疑われる場合はすぐに動物病院へ連れて行き、獣医師による適切な治療をしましょう。
自宅で念入りな耳の掃除をしたり、自己判断のみで処置をするのは悪化の原因にもなりかねません。まずは動物病院で適切な治療をしてもらうことはもちろんのこと、例えば使用したい市販薬などがある場合にもその使用方法や使用頻度を確認するなど、獣医師に相談することを心がけましょう。