瞑想にはさまざまな効果があると言われており、試みとして瞑想タイムを取り入れている企業なども増えています。
瞑想は慣れないと気が散ったり、「できてるかな?」と不安になったりしてしまうもの。
今回は、瞑想がうまくできない理由や、大事なポイント・コツをご紹介します。
瞑想はどうやって行う?
今は瞑想にもたくさんの種類があるため、自分に合っていて、やりやすい瞑想を行うのが1番でしょう。
たくさんある瞑想の中でも『サマタ瞑想』や『ヴィパッサナー瞑想』は多くの瞑想の基盤となっています。
サマタ瞑想
サマタ瞑想のやり方をひと言でいうと「ひとつのものに意識を集中させる」という方法です。
サマタ瞑想では自分の呼吸に意識を集中したり、キャンドルに火を灯して揺れを見つめたり、マントラを唱えることに集中したりします。
ひとつのことに集中することにより、他のことを考えないようにするのです。
心が落ち着いたり、集中力がアップするなどの効果が見られます。
ヴィパッサナー瞑想
もうひとつの著名な瞑想法は『ヴィパッサナー瞑想』です。
「自分自身の感情やカラダなどに対して、客観的に変化を観る」方法です。
まずはサマタ瞑想と同じ方法で呼吸に意識を向けます。
そのうち、自然と心の中に湧き上がってきた思考や感情を、無理に無視するのではなく、客観的に観察します。
例えば、仕事の悩みが頭に浮かんだら「今、仕事の悩みを考えているなぁ。」と客観視し、座禅で足が痺れてきたら、「足がピリピリしてきたな。」とただ変化を観ます。
自分のカラダの変化や内側の感覚などが、どのように変化していくか、あるがまま観る瞑想法で、自分や物事を客観視する力が身に付きます。
他にも、これらの瞑想法を応用したさまざまな瞑想法があるので、自分に合ったものを見つけて行ってみましょう。
瞑想がうまくできないのはなぜ?
瞑想はこうでなければならないというものはありませんが、経験が少ないと「できてるのかな?」と不安になってしまうもの。
瞑想がうまくできないと感じる人の意見の中には、「なかなか集中できない」「効果が見られない」などといった声が多く見られます。
「集中できない」理由のひとつとして、情報量が多い環境があげられます。
パソコン、スマホ、テレビなど、色々気になるものが多い中では心を静めて集中するのは難しいでしょう。
人が行き来する場所を避けたり、スマートフォンをオフにしたり、気が散る要素が少ない静かな場所を選ぶのも、瞑想をうまくやるポイントです。
他にも、「効果が見られない」と焦らないようにしましょう。
瞑想の効果は継続とともに、徐々に現れるもの。
焦って効果ばかりを気にしてしまうと、うまくいかない原因になってしまうでしょう。