共働きをしている家庭にとってなくてはならない保育園。日中に子供の生活を見てくれるありがたい存在です。

 子どもを保育園に預ける際には、園ごとに持ち物ややることなどの決まりがありますが、中には「意外にも大変…」と保護者を悩ませるルールも存在しているようです。今回は、保育園の決まりが大変という保護者に話を聞いてみました。

オムツの持ち帰りまで!? 保育園の謎ルール5つ。預ける親の本音をきいた
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです(以下同じ)

オムツの持ち帰り

 保育園に子どもを預けている保護者の間で長年議論が続いているのが「使用済みオムツの持ち帰り問題」です。園で子どもが使用したオムツは持ち帰るというルールの保育園が多く、長時間放置した排泄物を自宅に持って帰る決まりに疑問を感じる保護者の声は多く上がっています。とはいえ、大人数の保育園では、大量のオムツを捨てる場所や費用を確保するのが大変なため、仕方がないという意見もあります。

 2歳の息子を保育園に預けている原田みのりさん(仮名・37歳)に話を聞くと、「息子の通う保育園でも、使用済みオムツの持ち帰りがあります。園からは『(排泄物を見ることで)子どもの健康状態を確認できるから』という説明を受けました。日中に出た排泄物をカバンに入れて移動するのは衛生上どうなのかなと思いつつ、匂いがモレない袋を用意して、帰る際に詰め替えています」とのことで、みのりさんは一日数個の使用済みオムツを毎日持ち帰っているようでした。

 東京都の武蔵野市は2018年から使用済みオムツを公費で回収し、持ち帰らせない方針をとっています。武蔵野市以外でもオムツの持ち帰りを廃止する自治体は年々増えており、オムツ持ち帰り問題の流れは変わりつつあります。とはいえまだまだ使用済みオムツを保護者が持ち帰っている自治体は多く、負担を感じている保護者がいるのも事実です。

オムツの持ち帰りまで!? 保育園の謎ルール5つ。預ける親の本音をきいた
(画像=『女子SPA!』より引用)

手作りシーツ

 保護者に取材をするなかで、多く上がった声が「お昼寝用布団のカバーを作るのが意外と大変」というものでした。

 “お布団のカバーなんて買ったものではダメなの?”と思いつつ、保育園に子ども預けている進藤由香里さん(仮名・32歳)に話を聞いたところ「保育園ごとに使っているお昼寝用布団が異なるので、既製品のカバーやシーツではサイズが合わないんです。なので、保育園が指定するサイズに合わせて各家庭でカバーやシーツを準備する必要があります」と教えてくれました。

 由香里さんは「今までの人生で布団のカバーを縫ったことなんてないし、そもそも裁縫が得意じゃないので『指定サイズのカバーを用意してください』と言われた時は、夫と頭を抱えました」と教えてくれました。由香里さんは自宅にミシンもなかったため、ネットでオーダーしてカバーを購入したそうです。