週1で昼寝用布団のセッティング

オムツの持ち帰りまで!? 保育園の謎ルール5つ。預ける親の本音をきいた
(画像=『女子SPA!』より引用)

お昼寝用カバーに関しては、手作り問題以外にもこんな声がありました。子ども2人を保育園に預けている斎藤一樹さん(仮名・33歳)に話を聞きました。

「息子の通う保育園は、週末にその週に使ったカバーを保護者が回収します。その後、自宅で洗濯をして、週明けに保護者が保育園で布団にカバーをかけます。そのため、週末・週明けはシーツの準備でバタつきます。  我が家は子どもが2人いて、兄弟を同じ保育園に入れることができなかったので、それぞれの園でカバーをセットする作業をしています。ほんの数分の作業とはいえ私も妻も働いているので、仕事の繁忙期や急いでいる時は『大変だなぁ』と思いながらやっています」

 他にもカバーかけに関してはこのような意見もありました。

「お昼寝用カバーは準備も大変ですが、持ち運びも大変です。私は保育園の送迎を徒歩でしていますが、月曜の朝はカバーの入った手提げ袋とお着替えやタオル・オムツの入ったリュックに加え、私の仕事用のカバンを抱えて登園しています。この状態で子どもと登園するのはなかなかハードです。  兄弟がいる保護者の方は荷物まみれになっていますし、電動自転車に大量の荷物と子どもを乗せて登園している方もいて、危ないなと思うときもあります」(37歳・女性・IT)

 持ち物が増えることで、送り迎えの大変さも増しているようです。

園の有料サービスの費用がしんどい

オムツの持ち帰りまで!? 保育園の謎ルール5つ。預ける親の本音をきいた
(画像=『女子SPA!』より引用)

一方でオムツを持ち帰ることもシーツの準備も必要がない保育園に子どもを通わせているのが大塚えりさん(仮名・38歳)です。えりさんの娘さんの通う保育園は、オムツを持っていくことも持ち帰る必要もなく、お昼寝用布団のカバーの用意・セッティングも不要。聞けばカバーやタオル・オムツなどの必要なものは、全て園の有料サービスを利用してるようです。

「少しの荷物で登園できるし準備もないので、別の園のママ友からは『ラクでいいね!』とうらやましがられます。実際、かなりラクなのですが、代わりに利用料として毎月結構な額のお金を払っています。  園の有料サービスは自治体が定めたものではないので補助金もなく、費用は全て保護者が負担し希望者のみが利用しています。『もったいないから』と利用しない家庭は多く、公立の保育園なのにお金を払う保護者の負担が減って、お金を払わない保護者の負担が多いというのは不公平な気がします」

 保護者の負担を軽減する動きがあっても、自治体での取り組みでない限りその負担はお金として保護者に返ってくることもあるようです。