太りやすい理由1:糖×脂
人が太る原因の1つは『糖質のとりすぎ』だというのは、みなさんご存知ですよね。このことから、糖質が高いパンを食べ過ぎると、太ってしまう…というのは、多くの方が想像できることだと思います。
しかし、パンが太りやすいのは、これだけが原因ではありません。実は、太るもう1つの原因は、『糖×脂』の組み合わせなんです。
どういうことかと言うと、例えばご飯であれば、お米と水のみでできていますが、パンですと、糖質である小麦粉に加え、バター・マーガリン・ショートニングなど、脂が加わっていますよね。
そのため、パンというのは、糖質だけでなく、糖×脂の組み合わせであるため、ご飯よりも太りやすいんです。
私が大好きだった、あんことマーガリンたっぷりの小倉トーストなんて、糖×脂の最強タッグと言えるかもしれません。 いつかのCMで「おいしいものは糖と脂で出来ている!」なんてフレーズがありましたが、おいしいがゆえに、たくさん食べてしまうんですよね。
加えて、パンというのは、油だけでなく、砂糖・塩・添加物などが含まれている場合も多いので、さらに太りやすくなってしまったり、腸内環境を悪化させてしまうリスクまであるんです。
反対に、ご飯であれば、魚や納豆など、ヘルシーな献立を組みやすく、 食物繊維やセラミドなど、便秘解消や美肌に良い成分も含まれていますよ。パンがご飯より太りやすいのは、こういった理由もあるんですね。
太りやすい理由2:グルテン
「グルテン」って聞いたことがあるでしょうか?最近、健康志向の女性などに「グルテンフリー」って流行っていますよね?スーパーなどでも、小麦粉の代わりに米粉・おからパウダーなどを使用した食材なども、多く見かけるようになりました。
そもそも、グルテンとは何かと言うと、小麦粉に含まれる成分の1つで、粘りなどを出す特徴があります。
では、「グルテンフリー」が流行しているように、なぜグルテンが敬遠されるようになったのでしょうか?それはグルテンの特徴にあります。
実は、グルテンには、食欲を増進させる作用があると言われているんです。
こんな作用があるなら、過去の私がパン中毒になってしまったのも、納得ですよね。どうりでやめられないわけです。その上、パンの多くは、砂糖よりも血糖値を上昇させやすいです(参考:シドニー大学、GI値インデックス)。
さらにグルテンは、人の消化酵素で完全に分解されにくいため、体質によっては消化不良・便秘・下痢を引き起こす人がいる、と指摘する医師は多いです。