スマホやパソコンなど、肩を内に入れる仕草が日常生活にはたくさんあります。
そのような行為を長時間すると、巻き肩になってしまうもの。
今回は巻き肩のデメリットや巻き肩を改善するヨガポーズについて、ご紹介します。
巻き肩とは?
「巻き肩」とは、その名の通り、肩が内側に巻かれたようになり、両肩が内側を向いて、前に出てしまっている状態のことを言います。
デスクワークやスマホ、家事など、手を前に出した姿勢を長時間続けると、肩甲骨が開きっぱなしになることで肩が内を向き、「巻き肩」になってしまいます。
巻き肩になると姿勢が悪く見え、肩や首まわりが老けて見えてしまいます。
それだけではなく、見た目が悪くなる以外にも、カラダにもさまざまな不調を引き起こす可能性があるのです。
巻き肩は猫背と似ていますが、構造は異なるものです。
猫背とは縦のラインである、背骨が丸くなってしまうことですが、巻き肩は、横のラインである、肩が内側に向き丸くなっている状態です。
デスクワークなどが多い方では、両方が同時に起こっているケースもあります。
もしかして私も巻き肩かも…?巻き肩チェック!
自分が「巻き肩」かどうか、ご自身でチェックすることが可能です。
ふたつのチェック方法をご紹介します。
チェックその1
まず、手をぶらんとリラックスして立ってみましょう。
この時、手の甲が横を向いているのであれば、肩は正しい位置にあるはずです。
しかし、手の甲が前を向いている場合は、巻き肩の可能性が高いでしょう。
チェックその2
鏡の前で横を向いて立ってみましょう。
合わせ鏡やスマホなどで自分の横向きの姿をチェックします。
この時、肩の位置が耳より前にある場合は、巻き肩の可能性が高いです。
耳より後ろにある場合は正常な肩と言えるでしょう。
巻き型のデメリット4つ
「巻き肩」は“百害あって一利なし”と言っても過言ではありません。
まずは巻き肩によるデメリットをチェックしてみましょう。
首こり・肩こり
巻き肩は肩甲骨が開いてしまっている状態。
そうなると、肩甲骨まわりや首まわりの筋肉が伸びきって張ってしまいます。
すると、肩・首エリアの血流が悪くなり、疲労しやすくなったり冷えやすくなったりしてしまいます。
このようにして、首こり・肩こりの原因になってしまうのです。
自律神経にも悪影響が
巻き肩になると肩が正しい位置からずれているため、肩の可動域にも影響を及ぼします。
ウデが動き辛くなるため、腕の筋力が低下してしまい、二の腕のたるみにもつながってしまうのです。
バストラインの崩れ
巻き肩は、胸郭を狭めてしまうためバストラインの垂れにもつながってしまいます。
また、首や鎖骨まわりの血流やリンパの流れも悪くしてしまい、バストやデコルテのハリにも悪影響です。