北海道で一番標高の高い位置にある湖として知られる「然別湖(しかりべつこ)」の自然を大満喫できる、オススメの登山コースをご紹介します!こちらのコースはなんとも贅沢で、ガレ場と然別湖のコラボが素晴らしい「白雲山(はくうんざん)」、湖畔から眺めた山容がとっても美しい「天望山(てんぼうざん)」、北海道三大秘湖の1つ「東雲湖(しののめこ)」を、一気に巡れちゃうのです!然別湖の自然と、北海道の雄大さが感じられる山歩きにさっそく出かけましょう♪
そもそも「然別湖」とは?
冒頭でもご紹介しましたが、然別湖は北海道で一番高い場所にある湖で、その標高は810m。
北海道十勝管内の鹿追町北部と上士幌町(かみしほろちょう)南西部にまたがる湖で、大雪山国立公園唯一の自然湖です。
湖の周囲は約13kmあり、トドマツやエゾマツ、ダケカンバなどの原生林に囲まれ、その雄大な自然のなかではナキウサギやミサゴ、オジロワシなどの貴重な野生動物たちが暮らしています。
大自然に囲まれた秘境のような地で、美しい湖を堪能できる道内でも人気のスポットです!
然別湖の自然を大満喫!白雲山・天望山・東雲湖を巡るコースの紹介
では、さっそく然別湖の自然を大満喫できるオススメのコースをご紹介していきます。今回は下記の順で巡っていきます!
設置されている道標によると、登山口からのそれぞれの山への所要時間の目安は、白雲山まで1時間45分、天望山までは2時間、そして東雲湖までは1時間45分、という案内です。
ランチ休憩をとるか否か、それぞれの体力やスピードなど、所要時間には個人差が大きく出るかと思いますが、エスケープルートもあるので無理のない登山計画を立てましょう♪
然別湖の自然を大満喫!白雲山・天望山・東雲湖をぐるりと巡ろう!
①白雲山登山口
今回のスタート地点である「白雲山登山口」は、然別湖温泉街の少し手前にあり、鹿追(しかおい)方面から然別湖方面に向かう国道の途中にある新白雲橋の先にあります。
登山口前には駐車スペースもあり、簡易トイレも設置されています。
入口前にある入林者名簿への記入を終えたら、白雲山・東雲湖方面の道標に従い、登山道へと進みましょう!
②白雲山
まず目指すのは、標高1,187mの白雲山!登山口からの標高差は387mで、1時40分ほどで山頂まで行けると案内されています。
登山口から草木の茂った道を進んでいくと、ほどなくして東雲湖との分岐が出てきて、白雲山方面へと進んでいくと傾斜はどんどんきつくなっていきいきます。
木の根や石がゴロゴロとした道をひたすら登っていくのですが、途中に休憩スポットなどはなく、傾斜での足休めとなります。
そんな道が20分~30分ほど続くと、一度、尾根道のような平坦な道に出ます。木々の合間からは然別湖が見え、足休めにもいい歩きやすい道です。
平らな道を歩み進めていくと、再び岩がゴロゴロとした登りの道が出てきます。ここまで来れば頂上まではあと少しです!
岩の道を登っていくと、然別湖側登山口と士幌側登山口の看板ができてきて、そちらを過ぎた辺りから展望がひらけだし、美しい十勝の街並みが見えてきます。
更に登り進めていくと、頂上へと続くガレ場(岩がゴロゴロと積み重なった場所)に到着です。
ガレ場登りはそんなに長くなく、ちょっと登るとあっという間に山頂に到着します!
山頂ではガレ場と然別湖の美しいコラボレーションや、北海道ならではの壮大な景色が広がっています。
ガレと景色を堪能して呼吸を整えたら、次の目的地の天望山へと向いましょう!