皆様、こんにちは。
ハイキャリアの世界衝撃TOEIC勉強法も今回で19回目になりました。
これまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
そして、今年で終わると思っていた予想を裏切り、来年もブログを続けることとなりました!来年もまた内容を一層充実させ、皆様の人生を英語で、楽しくできるよう頑張りますので、楽しみに待っていて下さい!
年内は、私が普段通訳の現場で、お客様よりいただく英語学習についての質問に答える形で、皆様の疑問を解消していきたいと思います。
さらに今回はもう一つ告知させてください。
ツイッター、フェースブック、mixiでは、既に告知させていただきましたが、10月26日に幻冬舎より本が発売されることとなりました。
既にアマゾンでは予約を受け付けております。
題して「TOEICテスト280点だった私が半として800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」です。
お金もなく、時間もなく、留学経験も無かった私がどのようなきっかけで通訳をめざし、どんなできことがあって、どうやって半年でTOEIC500点アップをしたのか、その後3年で通訳になったのか、自分自身の体験談、勉強方法を余すところなく書かせていただいています。
手前みそですが、英語をモノにしたいという方にはやる気も出て、具体的にどうしたら良いのかを、自分で計画し、実行し、達成できる本になっています。実利があり、かつ、読み物としても面白くなっていると思います。
もちろん、TOEICのスコアをすぐ上げなければいけないという人にも即効性のある攻略法を書いておりますので、是非、参考にしてください。
それでは、本題に入りましょう。
前回まで3回に渡ってTOEICの受験攻略法についてお話をしてきました。
もうこれで得点アップは間違いないですね!
しかし、「そうはならないのが現実だ!」と声もありそうですね。
そして実際、TOEICの点数が目標まで上がらない、という相談を受けることが良くあります。
今回からは、TOEICだけに限りませんが、そういった方々の相談にのった際にお答えした内容をお伝えすることで、皆様が軌道修正できるようにしていきたいと思います。
これは、私が通訳をさせていただいたアンソニー・ロビンの言葉ですが、
「一流と二流の間は2ミリの差しかない」
というメッセージがありました。
この微妙な調整ができた時に、爆発的な結果を出せるのです。
私自身も通訳者として先輩の通訳と自分の通訳の差が「は」「が」と一言の違いにも関わらず、わかりやすさに雲泥の差が出る事を体験していますから、この点の重要性は身にしみて感じています。
この2ミリの調整を年内はFAQという形態で皆様に調整していただけるようにしたいと思います。
一つ目のご相談内容は、
Q:英語は大の苦手だったので、一からやり直したのに、TOEICの点数は550点とふるいません。どうしたらあがるのでしょう?
です。
この方はリスニングの方が点数も良く、特に文法に関するパート5が低いという特徴がありました。学習の姿勢はとってもやる気に満ちていて、こういう人だったらすぐにあがるだろうにと、思いました。やり直した時の参考書も見せてくれ、ぎっしり答えが書き込まれる状態で、努力の跡は明確に見えていました。
が、しかし、TOEICの勉強は会社の時間を活用したいということで、インターネットの問題が中心で、TOEICの問題集を買って問題を解いていなかったということがわかりました。
今ではインターネットでも数えきれないほど素晴らしい情報があるのも事実で、私も多いに活用させていただいています。
しかし、TOEICの点数を上げるには情報が体系的にまとまってないものが多く、特に、傾向と対策を身につけるためには、解説がとても重要です。
というのも、なぜ間違えて、なぜ正解が選べたのかを一問ずつ分析して腑に落とさなければ、点数がアップするのは難しいからです。
そこで自分の目標点数にあった参考書を購入されることをおすすめいたしました。
もう一つのアドバイスをしました。
なんだと思われますか?
やり直しの参考書に、その方は、答えを書き込んでしまっていました。
TOEICの問題集は是非、書き込まずに、マークシートのページをコピーしてそこに書き込むようにアドバイスしました。
理由はお分かりになりますよね?
間違える問題は、ちゃんと解説を理解して、腑に落としてなければ同じように間違えます。
ちゃんと理解して、腑に落としていれば、間違えない、ゆえ、点数アップにつながるのです。ですから、書き込まずに、繰り返し勉強できるようにすることはとっても重要なのです。
また12月に受験されるとおっしゃっていましたから、次回の結果が楽しみです。
次の質問です。
Q:TOEICの本番の点数が、目標点数まであと30点足りませんでした。ちゃんと参考書も購入して、3回繰り返したのに。なぜなのでしょう?
この方もとてもまじめな方できっと3回きっちり問題集をこなされたのだと思います。
でも、なぜ、後30点足りないという残念な結果になってしまったのでしょうか?
私自身も同じ参考書は3回以上、繰り返しますから、なぜ、点数があがる、あがらないと異なった結果になるのでしょう?
この方は3回目をのべつ幕無しに解かれたことがわかりました。
のべつ幕無しとは一人目の方のアドバイスでも書いたように、なぜ正解でなぜ間違っているかを分析していなかったのです。
分析なくして3回繰り返しても、記憶の良い方であれば、回答自体を暗記できてしまうから、その問題集は解ける、けれども、本番では解けないという状態になってしまうのです。
そして、もう一つこの方に対してお話した重要なアドバイスは、間違った問題と理由がわからずに正解になった問題を中心に繰り返してくださいということです。
理由はお分かりになりますよね?
なぜが分かるようになって初めて、本番の問題でも同じように正解が引き出せるようになるからです。
そして大切なのは前日に間違えた問題だけを繰り返し、確実に自分の弱点を補うことです。
こうすることで、あやふやになっている知識をしっかり復習し、確実にしてから、本番の試験を受けることで、前回よりも点数をあげていくことができるのです。
今回の2ミリの調整はいかがでしたか?
なーんだそんなことかと思った方。
そのとおりなのです。
その「そんな」ことが大きな違いを生むのです。
それでは次回のFAQによる2ミリの調節もお楽しみに。
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