在宅ワークやマスク生活が続く中で、眼精疲労や顔の老化が気になる人が増えています。

在宅ワークによって眼精疲労が起こる理由は、PCやスマホなど比較的小さい画面を崩れた姿勢で長時間見続けること。

そして、マスク生活による顔の老化は表情筋の動きが減っていることが最たる原因と考えられます。

ここでは眼精疲労や美顔に効果のあるヨガポーズや、テクニックをご紹介。

簡単に取り入れられるものばかりなので、読みながらトライしてくださいね。

眼精疲労に効果のあるテクニック

眼精疲労やスマホ老眼にパーミング

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

仮にテレビのような大きい画面であっても、画面を凝視していることは眼球そのものや目の周りの筋肉・神経に過度な負担をかけます。

さらにその時の姿勢が悪かったら、頭部はあっという間に酸欠状態に!

そんな時に簡単にできる対処法の一つがパーミング。

パーミングとは手のひらを目に当てるだけの簡単なテクニックですが、どうせやるなら真剣かつマインドフルネスに取り組んでみてください。

ヨガに限らず、東洋の医学には手のひらはエネルギーの出入り口と考えられていて、「お手当」という概念が存在しています。

ハンドパワーというと不思議な印象を与えるかもしれませんが、左右どちらかの手のひらを反対の手の甲に触れずにかざすと、手のひらから温かいものが出ているのが誰でも感じられるはずです。

このエネルギーを最大限に使うことを意識すると、パーミング効果も高まります。

やり方

  1. 左右どちらかの手のひらを手の甲に当てて、それぞれのエネルギーを確認
  2. 手のひらを擦り合わせて両手のひらを十分に温める(この際、好みの香りがするハンドクリームやオイルなどでハンドマッサージを行っても良い)
  3. 指をピッタリ閉じで、目には手が触れないよう手をお椀のような形にして両目に当てる
  4. 光が完全に遮られた両手のひらのお椀の中で、目をぼんやり開けて30秒〜1分程度暗闇を見つめる(まばたきしてもOK)
  5. 両手のひらのお椀の中で両目を閉じて30秒〜1分程度ぼんやり目を休める
  6. 目を閉じたまま手を離して、ゆっくり目を開ける

このように少し丁寧さを加え時間をかけて取り組むだけでも、パーミングで極上のリラックス効果が得られます。

ハンドクリームなどで手を柔らかくし、良い香りにしてから行えば、さらに呼吸やリラックスが深まるでしょう。

視力低下や首肩の凝りにアイローリング

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

アイローリングとは眼球運動のこと。

ヨガではアーサナ(ポーズ)を行う際に、視線をどこに定めるかポーズごとに決まっている流派もあります(アシュタンガヨガなど)。

これは、背骨から頚椎の最後が「眼球」だと考えているからで、目の使い方を正すことは、集中力を高め心や呼吸を安定させることにつながると考えているからです。

一方、瞑想などの時には「半眼」にすることや、何かを凝視するのではなく、全体を俯瞰するような柔らかい目の使い方を指導されることもあります。

それくらい「目をどうやって使うか」が、ヨガでも瞑想でも呼吸法でも大切なのです。

アイローリングは眼球をぐるぐる回すだけですが、目の奥の神経をストレッチしてほぐす効果が抜群です。

やり方

  1. 楽に座ったら、両目で左斜め上を見る
  2. 次に両目で真上を見る
  3. 次に両目で右斜め上を見る
  4. 次に両目で右真横を見る
  5. 次に両目で右斜め下を見る
  6. 次に両目で真下を見る
  7. 次に両目で左斜め下を見る
  8. 次に両目で左前横を見る
  9. 1~4を繰り返し、眼球をぐるっと360度大きくまわしたら、反対回しも行う

回数は好きなだけで大丈夫。

ただし、スピードはややゆっくりの方が気持ち良いです。

このアイローリングの後に、パーミングを加えるとさらに効果的です。

眉間の皺や軽い頭痛にアイピロー

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

頭痛がするほど目や首に力を入れている人も多いです。

その場合は、アイピローを使って強制的に目を休ませリセットします。

アイピローはリストラティブヨガなどのヨガクラスでも使っている人が多いと思いますが、自宅用に1つ用意しておくと重宝します。

やり方

  1. シャバアーサナの要領で仰向けにリラックスして横たわる
  2. 目の上にアイピローを乗せる(温めたアイピローなら尚良し)
  3. 足幅や腰幅、両手は投げ出し手のひらを天井に向け、首から下がリラックスしたら、意識を顔に向ける
  4. 心の中で声を出さずに以下の要領で頭部のパーツを一つずつ休ませる
  5. 顎をリラックス
  6. 口の中をリラックス
  7. 頬をリラックス
  8. 耳をリラックス
  9. 目の周りの皮膚をリラックス
  10. 目の周りの神経をリラックス
  11. 眉毛をリラックス
  12. まつ毛をリラックス
  13. 瞼をリラックス
  14. 眼球をリラックス
  15. 眉間とこめかみをリラックス
  16. おでこをリラックス
  17. 髪の生えぎわをリラックス
  18. 頭皮をリラックス
  19. 髪の毛の1本1本をリラックス
  20. 首をリラックス
  21. 全身をリラックス

大体5〜10分くらいこのように集中して頭部を休ませます。

最後までパーツを意識できずに途中で短い眠りに落ちてしまうかもしれませんが、それならそれでOK。

驚くほどスッキリするはずです。