Love、Dream、Happinessがすべて入っている
――佐野さんのEXILE魂はどうでしょうか?
佐野:Love、Dream、Happinessですね。僕が出演した『BLUE BIRD』は兄弟愛の物語で、貧困層の兄弟が描くDreamです。弟が死んだ時に身近にあった幸せや、途中で通りがかったおばあちゃんが銃を拾ってバンバンやるユーモアのある場面で温かい気持ちになるのはHappinessです。Love、Dream、Happinessが全部入ってるなと勝手に思っています(笑)。
あの兄弟自体がパンクな存在で、パンクって若者の主張がテーマになっています。廃工場で拾った盗んだバイクで走り出しても、行く先がわからない。そういうイズムが、SABU監督っぽい作風だし、パンクなソウルは自分も好きですし、LDHらしいかなと思います。
――佐野さんが得意とするKRUMPダンスの精神もあのキャラクターにはあったような気がします。
佐野:そうですね、ダンスは自己主張です。
「LDH」らしさのある本格派ショートフィルム作品
白濱:そうしたEXILE魂を感じるためにLDHファンの方に観にきていただきたいのと、あとは純粋に映画好きな映画人にも観にきてほしいです。
今までそれぞれ役者業はやって来ましたが、大衆に刺さるようなストーリーの作品に出ることが多かったと思うんです。今回の作品は映画ファンに刺さるようなストーリーが多いですし、僕も毎日映画を観るんですが、映画への目線がすごく玄人向けでもあります。そう言う意味では本格的なこともやっていかなきゃなと感じていたところだったので、新しいことにチャレンジ出来ました。
佐野:僕も一映画ファンとしてSABUさんの映画に出てくるロケーションが素晴らしいと思いました。工場でもなんでも、ただの工場じゃなくて、疲弊し切ってるというか、他の映画でもそうですが、ロケーションを活かすのがほんとにうまいです。その場所の匂いや切なさとか、観てると伝わってくるのを表現出来る監督はあまりいないと思います。
それぞれの作品の良さがあり、近未来のSF要素があったものもあれば、コメディタッチのユーモラスな作品など、各監督のスタイルが抽出されます。この監督の作品が好きだなって映画ファンの方が、ノンフィルターでふらっと観にきていただけたらと思います。
白濱:殴り合いとかないんで(笑)、ほんとに、偏見ゼロで来てください!
©2021 CINEMA FIGHTERS project <取材・文/加賀谷健 撮影/市村円香>
加賀谷健
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。 ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」や「映画board」他寄稿中。日本大学映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu
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