「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」や「GENERATIONS from EXILE TRIBE」(以下、GENERATIONS)など、LDH所属アーティストの楽曲作詞を数多く手掛ける作詞家・小竹正人が紡ぐ歌詞の世界観を脚本家・映像化するショートフィルム企画「CINEMA FIGHTERS project」。
左から、佐野玲於さん、中務裕太さん、白濱亜嵐さん
その第4弾となる映画『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』が2021年11月26日(金)から全国公開されている。本作には、GENERATIONSメンバー7人全員が参加し、映像詩的な情感溢れる6作品の「リリック・シネマ」となった。
今回は、「LDHとイケメン」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、山下敦弘監督作『言えない二人』の白濱亜嵐さん、SABU監督作『BLUE BIRD』の佐野玲於さん、森義隆監督作『怪談 満月蛤坂』の中務裕太さんのパフォーマー3人にインタビューを敢行。オリジナル脚本作品ならではの自由でリアルな表現性やLDHらしい本格派ショートフィルム作品に込められたそれぞれの「EXILE魂」を聞いた。
GENERATIONSメンバー全員参加の経験
『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』©2021 CINEMA FIGHTERS project
――「CINEMA FIGHTERS project」第4弾である『昨日より赤く明日より青く』は、GENERATIONSメンバー全員の魅力と各監督の作家性がマッチしたショートフィルム作品となりましたが、出演してどうでしたか?
白濱亜嵐(以下、白濱):僕が出演した『言えない二人』では、楽曲のテーマとふたりのキャラクターとがピタリと合っていたし、山下監督の色も出ていました。こうやって素敵な監督たちとタッグを組めたことがよかったです。
――中務さんはどうですか?
中務裕太(以下、中務):僕は映画初主演でした。座長としての現場でしたが、周りの方々が筒井真理子さんなど大御所ばかりで、恐縮でした。芝居のことはもちろん、現場の雰囲気の作り方など、役者としてだけでなく、人としても勉強になり、いい経験をさせていただきました。
他メンバーの新しい表情に驚いた
――佐野さんもお願いします。
佐野玲於(以下、佐野):僕は第3弾にも出演させていただいて。今回全員が参加した第4弾の経緯を少し説明します。ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2020のフェスティバルナビゲーターにGENERATIONSが就任し、そこからさらに派生して、CINEMA FIGHTERS projectにも参加することになりました。芝居経験のある6人が、6人の監督とタッグを組み、コンセプトプロデューサーの小竹さんとHIROさんが監督陣と話して、人選が決まりました。
現場はみんなバラバラだし、実際に完成作品を観て、各監督とタッグを組んだ他のメンバーの新しい表情に驚きました。しかも短編で脚本がオリジナルというところ。監督もオリジナルでやりたいじゃないですか。だから、それがショートフィルムの可能性のひとつかなと。名立たる監督とショートフィルムだったら、スケジュールを無理して組めたり、面白いことが出来たり、色んなタイミングが合致して今回の作品になったかなと思います。
――短編オリジナルだからこそ自由に出来たわけですね?
佐野:そうですね、やっぱりオリジナルっていいですよね。監督が脚本も書いて撮って芝居も付けて、監督が大事にしたい三拍子を存分にアピール出来るわけですから。僕は映画を観るのが好きで、やっぱりこの監督のオリジナル観たいなってあるじゃないですか。自分らもそれに参加出来るのが嬉しいですよね。