トルチャンチならではの行事 「トルチャビ」
「トルチャンチ」のハイライトがトルチャビ。子どもの前のテーブルにいろいろな物を置き、子どもが何を掴むかにより、子どもの未来を占うという行事です。
トルチャビの置き物とその意味
お金、米・餅:金持ち
本、鉛筆、筆:学者
刀:料理人
糸:長生き
弓:男らしい将軍
ナツメ、栗:子孫繁栄
置き物もその解釈も必ずこれ!といったものはなく、家庭によって様々なようです。 さらに、もともとは上記のようなものが定番だったのですが、時代の流れとともにトルチャビの置き物にも変化が見られます。聴診器やマウスといったあたりが、いかにも現代風です。
聴診器:医者、 ノート:芸術家、 マウス:プログラマー、 マイク:歌手
これは本当の占いというよりは、赤ちゃんが何を選ぶか、その可愛らしいしぐさを見ながら、家族や参席者たちが楽しむところに意味があります。ただ、赤ちゃんの意思というより両親の欲が先行して、思い通りのものを掴まないともう一度やらせたり、わざとお金を掴ませたりする場合もあります。
一番困るのは、赤ちゃんが動かない(何も掴もうとしない)時だとか。見守る方もひと苦労です。
こういった、昔から続いてきた風習が今でも残っているというのはいいことですよね。時代の流れとともにトルチャンチのスタイルが変わってきているというのが、興味深いところです。
子どもが大きくなったときに、自分のトルチャンチの時の様子を親から聞かせてもらったり、写真を見たりするので、韓国人は大抵が自分がトルチャビで何を掴んだかを知っています。身近に韓国人の知り合いがいる人は、その時の話を聞いてみると面白いかもしれません。
提供・韓国旅行コネスト
【こちらの記事も読まれています】
>韓国の飲酒文化
>韓国のパン文化
>日本から韓国への送金
>韓国での仕事の探し方&履歴書の書き方
>スターと兵役 2020