正月飾りの処分の仕方
それでは、片付けたあとの正月飾りはどう処分したらいいのでしょうか?一般的には神社に持って行き処分しますが、処分方法は主に2通りございます。
各神社によって日時が異なることがあるため、持って行く先の神社に確認するのがよいでしょう。正月飾りは年神様を迎い入れる神聖なもなため、扱いには注意をしましょう。
どんど焼き
「どんど焼き」とは、小正月である1月15日に行われる行事です。一般的には、藁やカヤ、杉の葉などで作ったやぐらで囲み、正月飾りや書初めなどを焼きます。
その残り火で団子や餅を食べるという内容です。この団子や餅を食べると、その1年健康でいられるという言い伝えがあるそうです。
左義長
「左義長」とは、1月14日の夜または、1月15日の朝に行われる行事です。長い竹を組んで立て、そこに門松や注連縄を持ち寄って焼きます。
その火で焼いた餅を食べたり、注連縄の灰を持ち帰ると、その1年健康であるという言い伝えがあるそうです。また、書初めを焼いたとき火が高く上がると、文字が上達するとも言われているそうです。
自宅で処分するには?
万が一、どんど焼きや左義長に間に合わなくても、引き取ってくれる神社があるので、そこへ持っていくのが一番の理想です。
しかし、どうしても自宅で処分をしなくてはいけない場合は、決して乱雑に普通ゴミとして出すことのないようにしましょう。しっかりとお清めをして、1年の健康を祈ってくださいね。
〈自宅でのお清め方法〉
①大き目の紙を用意します。新聞紙でも構いませんが、白い紙であればなお良いでしょう。
②大き目の紙の上に正月飾りを置きます。
③お清めの塩を振ります。左、右、中央の順に3回振りかけます。
④そのまま、紙で正月飾りを包みます。
⑤正月飾りのみを、袋に入れてゴミとして出します。(分別が必要な場合は、必ず分別をしてください)