いつから飾るの?

12月13日頃から準備を始めるので、それ以降であれば飾る日はいつでも大丈夫です。今はクリスマスが終わり、クリスマスの飾りを片付けた後に正月飾りを飾る日にする、というのが一般的。26日以降から30日くらいまでに飾り終えている家が大半です。

ここで注意をしなくてはいけないのが、飾る日にしてはいけない日、飾らないほうがいい日があるということです。

12月29日と12月31日は避けましょう

12月29日を飾る日にしないほうがいい理由は「9」という数字の入る最後の日だからです。9の数字の付く末日「苦待つ(くまつ)」を連想させます。「29」が「二重苦(にじゅうく)」という言葉を連想させるのも理由のひとつです。

12月31日を飾る日にしないほうがいい理由は、神様を疎かにすると言われているからです。「たった一日しか祀らないのか」という理由です。「一夜飾り」「一日飾り」と言われ良くありません。

そのため正月飾りを飾る日は、12月26日から12月30日までというのが良いようです。

いつまで飾るの?

地域によって違いはありますが、鏡餅以外は1月7日まで飾るところが多いようです。(1月15日までの地域もあります)門松を片付けることを「松下ろし」「松あがり」「松納め」などと言います。

ただし鏡餅だけは別。鏡餅は、1月11日の鏡開きの日にお雑煮などにしていただきます。その日までは飾っておくのが一般的のよう。お餅以外の橙などは7日に片付けても大丈夫なのだそうです。

なぜ1月11日になったのかは諸説ありますが、詳細な理由を見つけることができませんでした。1月11日に鏡開きをするのは、江戸時代から続く文化のようです。

仏滅は避ける?

結論から言ってしまうと、仏滅は関係ありません。仏滅は中国の考え方のひとつのため、仏滅に正月飾りを飾っても片付けても問題ありません。

神事である日本のお正月とは関係ありませんが、「吉日」は関係してきますのでチェックが必要です。

喪中の場合は?

仏滅が関係ないなら喪中でもいいのでしょうか?残念ながら、喪中の場合は正月飾りは控えたほうがよさそうです。喪中には、お祝い事を自粛する必要があるため、正月飾りは適切ではありません。

神棚がある家は、忌中(きちゅう)の50日間は神様の道が封印されています。この忌中に正月を迎える場合、お札や注連縄の交換もできません。忌明け(いみあけ)であれば、喪中でもお札や注連縄の交換はできます。