小物写真を撮るとき、平面的でのっぺりした写真になってしまったことや、影ができてしまい被写体が目立たなくなってしまった経験はありませんか?簡単なコツさえ覚えてしまえば、誰にでもおしゃれな小物写真を撮ることは可能です。コツを覚えておしゃれな小物写真を目指しましょう。

この記事では、小物写真の撮り方のコツをご紹介します。背景素材や撮影小物もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

小物写真の撮り方|光の上手な使い方

小物をおしゃれに撮りたい!小物写真の撮り方徹底解説
(画像=『トランカ』より引用)

小物写真を撮るとき、まず気をつけたいのは光の当て方です。光を上手に使うことで、ワンランク上のおしゃれな写真を撮ることができます。光の上手な使い方をマスターして、おしゃれな小物写真に一歩近づきましょう。

自然光を使う

小物をおしゃれに撮りたい!小物写真の撮り方徹底解説
(画像=『トランカ』より引用)

小物を撮影するときの光は、基本的に自然光を使います。自然光を使うと、特別な照明用具がなくてもおしゃれな写真を撮影することが可能です。プロのカメラマンは、ライティング機材を使用することが多いのですが、素人がライティング機材を使用すると、不自然な光になってしまうことがあります。自然光を使うと、普段目にしている物に近い、自然な光が当たった写真を撮ることが可能です。

自然光を使った撮影は、10時から15時くらいの時間帯に撮影するのがおすすめ。撮影する時間によって、撮影したいものの色味が変わって見えてしまうこともあるので、日が高いうちに撮影しましょう。自然光を使った撮影は、自然光の当たる向きによって、写真の雰囲気が大きく変わります。光は左上から当てるのが良いとされていますが、とっておきの写真を撮るためには、様々な角度から撮ってみると良いでしょう。

また、自然光を使って撮影するときは、直接撮影したい小物に自然光を当てるのではなく、レースのカーテンなどを1枚挟むと、自然な写真に仕上がります。自然光が強すぎると、日が当たっている部分が白くなってしまったり、影が強く出てしまったりすることがあるからです。レースのカーテンがない場合は、トレーシングペーパーや障子でも代用可能。間に1枚挟むことによって、柔らかい光の当たった写真になります。

レフ版を使う

小物をおしゃれに撮りたい!小物写真の撮り方徹底解説
(画像=『トランカ』より引用)

レフ版は、撮影の被写体に光を反射させる板のこと。プロのカメラマンが、白い板を持ち光を当てながら撮影するシーンを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?それがレフ版です。

レフ版を使うと、小物の細かいところまできれいに見せることが可能です。レフ版は、光源と逆側に立て、光を反射させて使います。そうすることで、本来なら影になり暗くなってしまうところにも光が当たるようになり、全体に光が当たったきれいな写真を撮ることが可能です。

プロのカメラマンは、専用のレフ版を使っていますが、レフ版は家にあるもので代用することができます。例えば、白い発泡スチロールやスケッチブックなど、白い面が大きいものなら代用可能です。レフ版を使って、細かいところまできれいな小物写真を目指しましょう。

ホワイトバランスを調節する

小物をおしゃれに撮りたい!小物写真の撮り方徹底解説
(画像=『トランカ』より引用)

ホワイトバランスとは、色の補正を行う機能のこと。ホワイトバランスを調節すると、さらにきれいな写真を撮ることができます。スマートフォンにも、ホワイトバランス調節機能が付いているものもあるので、気軽に試してみてください。

自然光で撮影しても、レフ版を使っても、曇天の場合や日当たりが悪い場合は、上手く光を調節できないときがあります。上手く光を調節できないときは、ホワイトバランスを調節してみましょう。デジタルカメラには一般的に、いろいろな光源に対して自動的にホワイトバランスを調整してくれる「オートホワイトバランス機能」が付いているので、初心者はこの機能を使うのがおすすめです。