人生の晴れ舞台で、主役をとって変わられてしまう……花嫁にとって、これ以上の屈辱はないでしょう。 都内で広告代理店の営業をしている恭子さん(仮名・35歳)の結婚式は、まさにそれ。何のトラブルもなくスムーズに運んだ結婚話の先に、こんな落とし穴が待ち受けていたとは……と、恭子さんはガックリ肩を落としていました。

(画像=『女子SPA!』より引用)
写真はイメージです(以下同じ)
16歳の彼の妹が、ゆくえ知れずに
「私が結婚式を挙げたのは、今からちょうど一年前のことです。付き合っていた彼氏と、年も年だしということで結婚に踏み切りました。互いの家族の反対もなく、彼との仲も良好で何の問題もない結婚です。この年まで独身でいたお陰で、それなりにお金をかけた披露宴を行うこともできました。
ただ、ひとつ気になっていたのは、私と同い年の彼に、当時で16歳の妹がいるという話。すごく年が離れてるんです。しかし『妹がいる』と話を聞いていただけで、家族の顔合わせの時も姿が見えず、本当に存在しているのかどうかわからないような状態でした」
年をとってから突然できたその妹のことを、義両親も彼も、猫可愛がりしていたとか。しかしその子は、ちょうど恭子さんが彼と付き合いだした頃に家出をしてしまい、そのまま行方知れずになっていたそうです。
「どうやら、その妹は高校をすぐ中退して、付き合っていた年上の男の家に転がり込んでいたみたいです。結婚式の前日に、突然彼からその話を明かされて謝られました。 『どうしても式には出席して欲しくて、メールで何度も呼びかけたんだが返事がなくて……』と、彼は土下座せんばかりの勢いでしたが、正直私としてはどうでもよかった。一度も会ってないし『本当にいたんだね……』くらいの気持ちでした」
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