陶板名画の楽しみ方
緻密に再現された陶板名画の楽しみ方をご紹介!
1) 近づいて絵をよく見る
本物の名画であれば、ある程度の近さ以上は近づけないように、ロープなどが引かれていたりするもの。この大塚美術館ではロープなどは一切ありません。筆遣いも緻密に再現されているので、作家の筆跡を近づいてよく見ることができます。
2) 触ってみる
本物であれば絶対御法度の「触ってみる」という体験。そんな絵画を触るという楽しみ方も陶板名画だからこそです。実際に幾つかの作品の横には「触ってみよう」というコーナーもあります。
3) 座って、時間をかけて楽しんでみる
本物の作品が展示されているスポットはおおむね観光客がとても多く、あまり時間をじっくりかけて楽しむことができないでしょう。そんな名画たちもここであれば、椅子に座って、ゆっくりとその世界観に浸ることができます。
展示数が多く、「どれから見ればいいのか分からない!」という方にはツアーガイドもありますので、それを利用するのも楽しみ方の一つです。
館内は名画ばかりのオンパレード
ご紹介した名画以外にも、様々な作品が展示されています。
美術に詳しくなくても「見たことがある」という作品ばかりです!
カフェやレストランでもアートの世界に入れる!
館内には2つのカフェ、1つのレストランがあり、アートの世界をグルメの側面からも楽しむことができます。
レストラン ガーデン
別館1階の庭園を眺められるレストラン。鳴門の鯛やワカメなど、特産品を使ったお食事をレギュラーメニューとして提供しているほか、期間限定メニューのランチセットも楽しめます。筆者が訪れた時は以下の2つの期間限定ランチがありました。
美味しい名画のランチ(1,000円)
館内で展示されている4つの名画に描かれた食材を使ったランチ。
- ゴッホ「ジャガイモを食べる人々」という絵画から、ジャガイモのオーブン焼き
- ファン・ディクの「チーズのある静物」という絵画から、とろとろチーズ、そしてスレイデルス「静物」という絵画から、ロブスターがモチーフとして使われたグラタン
- ホガースの「古きイギリスのローストビーフ」からローストビーフ
以上が彩りよく、パレット型のプレートに並べられています。
最後の晩餐(1,800円)
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に描かれている食事を元につくられた、阿波黒毛和牛や鯛、レンコンや金時芋など徳島の食材を使った「晩餐メニュー」です。
カフェ フィンセント
ゴッホのファーストネームから名付けたカフェでは、ゴッホの名画「アルルのゴッホの部屋」をリアルに再現したコーナーがあります。絵画の中身がそのまま再現されていてとっても可愛らしい!
こちらのカフェでは、サンドイッチやケーキなどの軽食を中心に販売されています。飲み物のマグカップにも、お手拭きにも、プリンにも、ゴッホの顔が。また、店内の壁にもゴッホの名画「ひまわり」をモチーフに、ひまわりの造花が飾られていて、とても可愛らしいカフェです。
カフェ・ド・ジヴェルニー
モネの池を眺める、自然あふれるカフェ。ケーキやサンドウィッチ、カレーや丼物の軽食があります。筆者が訪れた時は「ムンクのどら焼きセット」が販売されていました。