100円ショップ大手「キャンドゥ」の業績が悪化しました。業績低迷の原因を探りましょう。
キャンドゥの第3四半期は大幅減益
10/15に発表されたキャンドゥの第3四半期純利益は前年比43.7%減
キャンドゥが発表した第三四半期決算によると、売上は前年比+0.7%とほぼ横ばいでしたが、営業利益は前年比約30%の減益で、最終の純利益も40%超の減益でした。
2019年11月期の連結業績予想も下方修正
本来2019年11月期は売上725億円、営業利益17.5億円、純利益7.25億円の予想でした。しかし、それぞれ714億円、12.3億円、3.2億円へ下方修正されました。
キャンドゥはなぜ失速した?
人手不足により業界全体がコスト増に
キャンドゥによると、人手不足による人件費や物流費の高騰、また原材料費の上昇が業界全体にとってコスト増の原因となったようです。
キャンドゥの販管費は約6億円増加
業界全体で厳しい環境にあったようですが、さらにキャンドゥは販売費用である「販売費および一般管理費」が前年より5.92億円増加してしまったことが大きかったようです。システム再構築関連の費用が重く、利益を大きく押し下げました。