「プロテインを飲むと下痢をしてしまう…」
「ホエイ・ソイプロテインを飲んだら腹痛が…」
これらの悩みを抱えている方も多いですよね。結論を最初に言うと、プロテインで腹痛や下痢になるのは乳糖不耐症という症状の可能性が高いです。
ただし、乳糖不耐症でなくてもプロテインで下痢や腹痛になりますし、腹痛や下痢にならないための対策もあります。
そこでこの記事では、
- ホエイプロテインやソイプロテインで腹痛や下痢になる4つの原因
- 腹痛や下痢にならないための対策 を紹介していきます。対策を知って、プロテインを無駄にせず活用していきましょう!
プロテインを飲んで腹痛や下痢になる4つの原因
まずはプロテインを飲んで腹痛や下痢になる原因を解説していきます。
当てはまることがないか、1つずつ確認していきましょう。
・プロテインを飲んで腹痛になる原因
- 乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)
- 冷たい水でプロテインを溶かしている
- プロテインを一気飲みするor過剰摂取している
- プロテインの主成分以外で体に合わないものが含まれている
1.乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)
ホエイプロテインを飲んで下痢をしてしまう方に比較的多いのが乳糖不耐症です。
乳糖不耐症とは、牛乳などの乳製品に含まれる「乳糖」を吸収できない、または少ししか吸収できない病気です。
乳糖不耐症の人が牛乳を原材料とするプロテイン(ホエイプロテインやカゼインプロテイン)を飲むと、乳糖に対する免疫がないため下痢や腹痛になるのです。
【参考】乳糖不耐症とは(MSDマニュアル)
ソイプロテインと乳糖不耐症は関係なし 乳糖不耐症は乳製品に含まれる「乳糖」が原因です。大豆から作られるソイプロテインには「乳糖」は含まれていないので、ソイプロテインと乳糖不耐症は関係ありません。
ソイプロテインでお腹を下す場合は、他の原因を疑いましょう。
2.冷たい水でプロテインを溶かしている
冷たい水を急に飲むことでお腹が冷え、下痢や腹痛になってしまうのはよくあることです。
プロテインが原因だと思っていたら、単に冷たい水で飲んでいるのが原因だったということもよくあります。
3.プロテインを一気飲みするOR過剰摂取している
胃腸が弱い体質の方に多いですが、プロテインを一気に飲むとお腹を下すことがあります。
というのも、一度に摂取できるタンパク質の量には限界があり、摂取しきれなかったタンパク質は腸に送られます。そして、過剰摂取したタンパク質は悪玉菌の餌となり、悪玉菌が腸内で増殖し、腸内環境が乱れて腹痛や下痢を引き起こすのです。
また、一気に飲むだけでなく、一度に飲むプロテインの量が多いと腹痛や下痢になりがちです。多少の乳糖では問題なくても、大量に摂ることで反応を起こしてしまうのです。
【参考】腸内細菌と健康(e-ヘルスネット)
4.プロテインの主成分以外で体に合わないものが含まれている
プロテインの種類によっては主成分であるタンパク質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えばBCAA・HMB・クレアチンなどです。
それらの成分が体質に合っていないため、プロテインを飲むと腹痛や下痢になってしまうことがあります。
プロテインに含まれている成分は多岐にわたるので一概には言えませんが、プロテインを飲んで下痢を起こす場合、主成分以外に含まれているものにも意識を向けましょう。
プロテインによる下痢や腹痛で、今回紹介した原因で思い当たるものはありましたか?ここからは、上で挙げたそれぞれに対する対処方法を紹介していきます。