もともとは一つの神社で、現在は「上賀茂神社」「下鴨神社」と分かれている2つの神社を半日でめぐるモデルコースをご紹介!女性の美の神様「河合神社」やみたらし団子が人気の「加茂みたらし茶屋」も訪れる、おすすめ旅行プランです。
1スポット目:京都で最も古い神社「上賀茂神社」(拝観所要時間:1時間)
まず訪れる「上賀茂神社」は、正式名称を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)と言います。京都で最も古い神社で、厄よけや落雷除、必勝の神として広く信仰を集めています。
本殿と権殿の2棟は国宝、楼門・唐門・西渡廊など34棟は重要文化財として指定を受けているほか、境内も史跡に指定されています。
二の鳥居をはいってすぐ目に飛び込んでくる円錐形に盛られた2つの砂、立砂(たてずな)は上賀茂神社の見どころの一つ。神様が天から降臨した神山(こうやま)を模したものとされ、鬼門などにまく「お清めの砂」の起源とも言われています。
2スポット目:みたらし団子が人気の「加茂みたらし茶屋」(所要時間:20分)
上賀茂神社への参拝を終え、次の目的地である「下鴨神社」へお参りする前に立ち寄りたいスポットが「加茂みたらし茶屋」。下鴨神社の西側にある、創業1922年の老舗茶屋です。
わらび餅やところ天など沢山の和菓子がメニューにありますが、何と言っても有名なのが「みたらし団子」。焼かれたお餅の香ばしさと、甘辛いタレがマッチしたお団子です。
合計5つのお団子が串に刺さっているのですが、1つだけお団子が離れています。これは下賀茂神社内にある、「糺の森」のみたらし池に湧き出す水の泡を表現しているのだそう。日持ちのするかりんとうやこんぺいとうも販売されていますので、お土産を探しに寄ってみるのもいいですね。
3スポット目:導きの神、勝利の神として信仰を集める「下鴨神社」(拝観所要時間:30分)
加茂みたらし茶屋で一服したら、いよいよ「下鴨神社」を訪れましょう。導きの神、勝利の神として信仰を集める下鴨神社は、正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。
鮮やかな朱色をした楼門は高さ13メートルで、重要文化財に指定。広い境内にはその他にも多くの重要文化財があります。
参道にある摂社の「相生社(あいおいのやしろ)」は縁結びの神様である「産霊神(むすびのかみ)」を御祭神としており、縁結びのパワースポットとして多くの女性が参拝に訪れています。
そのお社の左隣には「連理の賢木(れんりのさかき)」という縁結びのご神木があります。このご神木は2本の木が1本に繋がっており、「京の七不思議」の一つとしても知られているそうです。