運転免許試験合格(免許取得)までのステップ

運転免許試験(学科試験、技能試験、道路走行試験)は全国の運転免許試験場で行なわれ、合格すると運転免許を交付してもらうことができます。学科試験以外(運転免許の交付まで)は「自動車運転専門学院」で代行しています。

ステップ 内容 必要なもの

学科試験
試験は40問の選択式問題で合格は第1種70点以上、第2種60点以上。韓国語以外にも英語・中国語などで受験可能です。学科試験を受験するまでには1時間の交通安全教育(運転免許試験場で実施、無料)と身体検査を受ける必要があります。 ・外国人登録証(国内居所申告証)
・パスポート
・応試願書
・写真(3×4cm) 3枚
・身体検査 5,000ウォン
・試験手数料 第1種、2種6,000ウォン、原付5,000ウォン、2種小型7,500ウォン

技能試験
試験場内に設置されたコースを走ります。試験官は同乗せず、採点は機械により自動で行なわれ80点以上で合格です。合格すると練習免許を発給してもらえます。 ・応試願書
・手数料 第1種・2種18,500ウォン、1種大型・特殊17,000ウォン、原付6,000ウォン、2種小型7,500ウォン
・練習免許発行料 3,500ウォン
※有効期間1年

道路走行試験
試験官同乗による実際の路上走行試験です。試験は減点方式で合格点は70点。全部で87個の項目が採点されます。2012年11月より機械採点システムが導入され、機械で判断できない項目のみ試験官が補助採点します。 ・応試願書
・手数料 25,000ウォン

運転免許交付
すべての試験に合格すると運転免許が交付されます。 ・外国人登録証(国内居所申告証)
・パスポート
・最終合格の応試願書と合格案内書
・本免許発行手数料 7,500ウォン
・写真(3×4cm) 1枚

自動車学校の種類

韓国の運転免許証取得
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

自動車運転専門学院全景 韓国でも日本と同様に自動車学校へ通いながら免許証を取得するのが一般的です。韓国の自動車学校には、運転免許試験場で行なわれる本試験の代行が認可されている「自動車運転専門学院」と、本試験は行なわず自動車の走行練習のみを行なう「一般自動車学院」の2つがあります。学校の種類を問わず韓国で自動車学校に通うとした場合、運転免許取得までにかかる時間と費用は、日本のそれに比べおよそ2分の1から3分の1と大幅に抑制することが可能です。

種類 自動車運転専門学院 一般自動車学院
特徴 免許試験場で行われる試験に準じた教育(学科講義2時間、技能教育2時間、道路走行教育6時間以上)が施され、試験場に出向いて技能試験や道路走行試験を受験する必要がない(学科試験は免許試験場で受験)。日本の運転免許を持っていない人はこちらがオススメ。 場内技能教育および道路走行教育のみ行なっていて、本試験を受ける際には運転免許試験場に出向く必要がある。日本の運転免許を韓国の免許に切替えたものの、実際の運転には不安が残る場合にオススメ。
費用 500,000~800,000ウォン 400,000~500,000ウォン

※費用は運転免許取得までに最低限必要となる目安料金で、個人差があります

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
自動車運転学院の教育履修状況はIDと指紋で厳重に管理される。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
安全教育を受ける講義室。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
自動車運転専門学院の教本。学科試験用の勉強は個人で別途必要。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
場内技能検定の様子。シートベルトをしないで走行すると一発で失格。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
場内技能検定は、指示に従い基本的な運転操作を行なって50mほど走行するだけ。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
場内技能検定後は、さっそく道路走行教育が行なわれる。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
道路走行試験(本試験)の様子。応試者が必ず2人乗車し不正を防止。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
試験は機械センサーによる自動採点と試験監督による補助採点で実施。

韓国の運転免許証取得

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
検定終了後は即座に試験結果が印刷され減点箇所が分かる。