3)何を着るかで 毎日悩む

<こうすれば脳変> ⇒着る服の色を限定する

選択肢を狭めて、脳に「予期せぬ報酬」を期待させない

私たちは「ドーパミン」の働きによって、期待以上のご褒美(「予期せぬ報酬」)をもらえると、その後もご褒美をもらえる行動を続ける性質があります。例えば毎朝、着ていく服に迷ってしまう人は、中途半端に選択肢が多い状況に、脳が「予期せぬ報酬」を期待してしまっているのです。 そこで、クローゼットの余分な服を処分したり、着ていく服の色を限定するなど、選択肢を減らすようにしましょう。すると、脳が迷わずに自己選択する経験を積むことができ、節約したエネルギーを重要な仕事や不測の事態への対応に回すことができるようになります。 <菅原洋平 文/女子SPA!編集部>
菅原洋平
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。1978年、青森県生まれ。国際医療福祉大学を卒業後、作業療法士の免許を取得。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、メンタルケアを専門に行うベスリクリニック(東京都千代田区)で、薬に頼らない睡眠外来を担当。主な著書に『あなたの人生を変える睡眠の法則』『すぐやる! 行動力を高める科学的な方法』『「できない自分」を脳から変える行動大全』など多数。


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