若年性更年期障害とは?
まず若年性更年期障害とは、一体どんなものなのでしょうか。
若年性更年期障害は、40代、50代で発症する更年期症状が、20代~30代のいわゆる若年層の女性たちに更年期の症状が現れることを、若年性更年期障害と言われています。
症状には個人差もありますが、生活に支障をきたしてしまう程の症状もあり、近年更年期がない30代女性の間で増えています。
若年性更年期障害の症状
では、更年期と若年性更年期障害には何か違いがあるのでしょうか。
若年性更年期障害も更年期にも大きく症状には違いはなく、同じような症状が現れます。
代表的な症状としては「イライラする」、「体がほてる・のぼせる(ホットフラッシュ)」、「食欲不振」、「睡眠不足」などが挙げられています。
原因について
若年性更年期障害の原因として、ストレス、過度なダイエット、睡眠不足などが原因ではないかと考えられいます。先ほど、若年性更年期障害と更年期の症状にはあまり差異がないとお伝えをしましたが、更年期と若年性更年期障害は発症の要因が異なります。
一般的に認識されている更年期は、閉経に伴い、卵巣の機能が低下することで発症する症状のことです。
一方、こちらで取り上げている若年性更年期障害は、不規則な生活や過度なストレスといった主に日常生活の不調が引き金となっていることがほとんどだそうです。
若年性更年期障害かチェックしよう
それではどのような症状が出ると若年性更年期障害なのでしょうか。
ここからは代表的な症状を10個ご紹介します。症状に心あたりのある方は、ぜひ自分の体調をチェックする際に参考にしてみてください。
チェック①体がほてる
「体のほてり」は若年性更年期障害でも目安となる症状と言えるでしょう。ただ、体がほてると風邪の症状と見分けがつきにくいため判断が難しいかもしれません。
若年性更年期障害の体のほてりは、上半身や顔に現れます。そのため、下半身や足元は冷えていることが特徴などと言われています。
チェック②息切れや動悸が起こる
普段起こらない息切れや動悸が起こることはありませんか。30代にとってはあまり気にしない症状かもしれません。
しかし「体が疲れやすくなった」、「熱はないのに、妙にだるい」と感じるようになったら、息切れや動悸が起きてないか注意が必要でしょう。
チェック③頭痛が起こる
30代女性の中には頭痛持ちの方は多いかもしれません。もしかするとその頭痛は、若年性更年期障害が原因の頭痛の可能性もあります。
若年性更年期障害の頭痛には、2つのパターンがあると言われています。
1つは緊張型頭痛です。緊張型頭痛は、頭全体がきつくしめつけられるような痛みを伴うものです。緊張型頭痛は、主に肩こりや目の疲れが原因で引き起こるされます。パソコン作業時の姿勢、スマホの見すぎで目や体の血流が滞っている可能性が考られるでしょう。
2つ目は片頭痛です。ズキズキとこめかみから目にかけて脈打つような痛みや、酷い場合は吐き気などが起こります。片頭痛の原因はさまざまですが、精神的なストレスが主な要因と言われています。
チェック④食欲不振
疲労やストレスが蓄積すると女性ホルモンが乱れます。ホルモンバランスが崩れることで自立神経の乱れを招きます。
すると、胃腸の働きにも影響が出て、食欲不振につながります。胃のあたりが苦しい、痛い、ムカムカするといった症状が出てきたら、何らかの原因でホルモンバランスが崩れているサインです。